やんしのきまぐれポート

しがないアラサーがつらつらと文章を書いていきます。

TOUR Ninth Peel next にいってきたお話。

TOUR "Ninth Peel" next

in CLUB CITTA, いってきました!!!

待ちに待ったNinth Peel ツアー2本目。
今回はライブハウスでのツアーとなり、1本目のツアーとどのように変化しているかが1番の見所。

1本目のツアーについてはこちら↓
https://yanshi-oliveofficial.hatenadiary.com/entry/20230423/1682260431


ライブの日直前に出した私のセトリ予想についてはこちら⇩
https://yanshi-oliveofficial.hatenadiary.com/entry/20231030/1698663354


(セトリ自体はめちゃくちゃ外しているけれど、ピックアップした曲は割と的を得ていたかも。)




ここからはセットリストを公開しての記事になるので、嫌な方はブラウザバックをお願いします。
セトリバレOKだよ!もう行ってきたよ!という方はぜひお付き合いください。















UNISON SQUARE GARDEN

TOUR Ninth Peel next セットリスト



スカースデイル
天国と地獄
恋する惑星
BUSTER DICE MISERY
23:25
kaleido proud fiesta
ドラムソロ〜セッション
ここであったがけもの道
アンチ・トレンディ・クラブ
きみのもとへ
いけないfool logic
カオスが極まる
もう君に会えない
夏影テールライト
セッション
ミレニアムハッピー・チェーンソーエッヂ
世界はファンシー
フレーズボトル・バイバイ
スペースシャトル・ララバイ
Invisible Sensation

En
ライドオンタイム
mix juice のいうとおり




アンコール含め全20曲。ライブの所要時間はピッタリ90分だった。
今回もMCというMCはなく、斎藤くんが喋るのも必要最低限。短い時間でもしっかりと満足感があるライブをしてくれるのがユニゾンの持ち味。「無駄がない。」という言葉がよく似合う。
全体のブロック分けは前回の1本目のツアーの構成とよく似ており、
スカースデイル〜kaleido が1ブロック
ここであったが〜カオス が2ブロック
もう君に、夏影 が3ブロック
ミレニアム〜Invisible が4ブロック
そしてアンコール
という構成。

1ブロック目の滑り出しの満足度もさることながら、中盤の盛り込み具合も素晴らしく、最後のたたみかけも圧巻。長いようであっという間に過ぎていく感覚は前回ツアー以上かもしれない。
1周目のホールツアーと変わり、今回はライブハウスツアー。3人との近さや音の圧など、まだ違ったサウンドや雰囲気を楽しめた。


ここからは流れで一曲づつ詳しく書いていく。

絵の具が止まり、斎藤くんのアカペラからはじまる。

スカースデイル

1本目のツアーや昨年のカレイドツアーの頭と同じような静かにはじまりながらも驚かされる1曲目。
「 1.2.3 僕の声を初めて君がキャッチした 」
Ninth Peel museumのライブ映像はここへの複線だったのかも知れない…。

そして一気にフロアのボルテージが上がる2曲目。

天国と地獄

観客の熱を高めるにはもってこいの曲。個人的には昨年の緑黄色社会との対バンライブ以来に聴けたのでまぁ、熱いのなんの。
「 キリがないので とりあえず成り行きに Let's stay around 」
ここからカオスか?と思いきや

恋する惑星

こっちできたか!!!となったのは自分だけでないはず。
前の曲との高低差で脳がやられてまう。こういった曲の振れ幅があるのもやっぱりこのバンドの魅力。前回はラストだったが、今回は序盤での披露ということでまた味わいが違うのも面白いところ。
「 君と同じ世界に居たい まだまだ光っていたいのだ! 」

BUSTER DICE MISERY

まーたびっくり枠挟んできたな!!!マジでどういう風に考えればこういう高低差があるセトリ組めるんや…。この曲もかなり久々の披露。
「 オブジェクションは声にならない なんてあんまりな罰 」
ここから止まることなく

23:25

きた!これよこれこれ!会場の熱が一曲ごとに上がっているのを肌で感じられる。やっぱりライブ映えするよねこの曲も。
「 今握り締めて走り出せば空も飛べるようなお年頃ですもの 」
そして息を吐く間も無く

kaleido proud fiesta

!!!???!!!!!!!!!!??????!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?!!?????? やばすぎる…いやいや、やばすぎるよ。だって、23:25からそのままカレイドやるんだよ???

意味がわからんすぎてここで一回思考が止まる。
斎藤くんカポなしでのカレイドをさらいなおしたんですか…。本当にやばすぎる。これはこれからの可能性も広げる大きな一歩、一曲。UNISON SQUARE GARDEN は20周年を迎えようとしている今でも進化が止まらない。
バンドとしてもまた新たな転換点を見た気がした。
「 かくしてまたストーリーがはじまる 」

ひと息ついてドラムソロがはじまり、そのまま流れるようにセッションへ。ん??これはなんだ?MIDNIGIT?いや違う…うん??

ここであったがけもの道

おおおおおお!!!またきましたびっくり枠。まさかここでB面持ってきますかね田淵さん。この曲誰が予想したよ…。

\成敗成敗‼︎/

出来るの楽しいよね。またやりたい。
「 君が信じるまでずっと 冗談を交えながらもっと 」

アンチ・トレンディ・クラブ

少しも休む時を与えてくれないのがユニゾン
「 本当に…本当に?そのスイッチいれたら 君のことも忘れちゃわないか? 」
前回ツアーと似た立ち位置だが、ここから繋がるのは…???

きみのもとへ

いやあああああああああああああああああうわあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!

本当にフロアで叫んでしまいました。周りの皆さん本当にすみません…。だって一番好きな曲なんや。仕方ないよな??記憶に新しいのはLIVE in the house での披露で、最近はめっきりやる機会がなかったのでとにかく嬉しい。この曲も名曲なんだよ…。
「 君がいない世界ではきっと 明日も明後日も泣いているよ 」
「新曲‼︎」と斎藤くんが発する。ということは???

いけないfool logic

この流れで新曲持ってくるのはズルすぎる…。一番好きな曲からどハマりしている新曲に繋げられるなんでもう…私は完全にやられてしまいました…。斎藤くんのヘェイ‼︎からしか摂れない栄養がきっとあります…。
「 最後に笑うのは僕らだろう 」

カオスが極まる

ここで終わらずにダメ押ししてくるのがセトリおじさんですよね。全員ブチあげ案件ですよこれ。この日1番の高低差かつブチあげポイントだと言っても過言ではない。この曲も一年でかなり成長した曲になった。
「 だから前例になく超気持ち良い 君はどうだ? 」

一時の休息。会場全体が静けさに包まれる。

もう君に会えない

セッションから入ることもなく、斎藤くんの声をまっすぐ届けていくスタイル。照明も暗いままでこの曲の儚さを表しているようだった。心なしか田淵が涙目に見えた気が。受け手によってもこの曲の意味はすごく変わってくるものだと思うし、歌詞のような経験をしているかしていないかも大きい要素になりえそう。彼らがどういう思いでこの曲を作り上げたのか、真意までは見えてこないが、ライブで聴いたことで単なるアルバムの中の一曲だという立ち位置ではないような雰囲気は十分に感じることが出来た。
「 どんな季節にも君を思い出す 」
そこからの流れでしっとりと始まる

夏影テールライト

これも8枚目のアルバムツアー以降はほとんど披露されていなかったので久々な感覚。
複雑かつ情緒的なこの曲はこの時期にも合うし、前の曲との親和性も高い。
「 君の声を聞いて始まる この季節を好きでいたい 」
つかの間の休息の後、すぐにセッションがはじまる。セッションだけで2時間いけるくね?と思うほどかっこいい。いけるよ。
会場のボルテージをすぐに上げたところで

ミレニアムハッピー・チェーンソーエッヂ

前回ツアーでは序盤で演奏されたこの曲だが、今回はラストのブロックのトップバッターという役割。グッズでTシャツも出ていたし、そりゃやるよね‼︎って感じ。これからもどんどん使っていってほしい曲の一つ。
「 夢のインフレは止まってくれない 」 
バチっと決まるサウンドからシームレスに次の曲へ

世界はファンシー

8枚目のアルバムからこの曲が!!!確かにグッズのTシャツのアライグマさん✌️してるもんね。
ハッピー✌️😎✌️
やっぱりこの曲も盛り上がるよね。みんなそろそろ疲れている…と思いきや動かざるを得ないのよ。
「 どうせ一聴じゃ読み解けないから 」
そして長めのイントロ。CD音源よりも長い…これは…

フレーズボトル・バイバイ

\フレーズ!!/ \ボトル!!/ \バイバイ!!/
あまりに急に投げられたので思いっきり叫べず…今回それだけが心残り…。
「 忘れられない今日になった! 」
ここから繋がるのは…???

スペースシャトル・ララバイ

きました!!!アルバムリピート再生繋ぎ!
フレーズボトルから繋ぐならやっぱりこれだよねとばかりにやられるとこっちも上がらないわけがない。事実ここで終盤感がかなりあったのでフロアも全開。
1番頭かラストな気がしていたので個人的にはここでの立ち位置にも少し驚いた。
「 ありがとう 君を乗せて地球は今日も回るんだよ 」
トップスピードのまま、ラストっ!

Invisible Sensation

名盤7枚目からの刺客がここで来ました!!!
7枚目アルバムツアーでも、8枚目アルバムツアーでも演奏されていたこの曲だが、今回は満を辞して本編ラストを飾ることとなる。昨年の2つのツアーや今年のフェス出演では10%がかなり目立っていたので、ここでこの曲を持ってこられるのも熱い。スペースシャトル・ララバイで終わらずにこの曲で締めてくれるのも流石。
「 だから、生きてほしい! 」

休む間も無くすぐさまアンコール。

ライドオンタイム

ニゾンのザ・アンコール曲のひとつ。
宇宙関係の曲が目立つ今回のセトリに花を添えるにこの曲はベストと言えるだろう。あと、シンプルに上がる。みんな打ち上がっちゃうぜ。
「 ほら、世界は絶対に どうしようもないはずの僕と君を スタートラインで待っている 」

mix juice のいうとおり

最高の締めですよ…。個人的には来年のFCツアーまで取っておくと思っていたので単純に驚いた。(イズミカワソラさんがゲストでいらっしゃるし。)恋する惑星やいけないfool logic の先輩的な立ち位置の曲の一つにこれもあると思うので、文脈を感じてしまう。これも最後の締めにふさわしい曲だ。

「 一聴ではわからないならそれこそが贅沢な暇つぶしって思いはしないかしら 」




総括

蓋を開けてみれば1周目のツアーから新アルバムの一部を除いてほとんどが入れ替わったセットリスト。
どちらのツアーでも演奏されたのは
スペースシャトル・ララバイ
恋する惑星
ミレニアムハッピー・チェーンソーエッヂ
カオスが極まる
アンチ・トレンディ・クラブ
kaleido proud fiesta

の6曲のみであとは総入れ替えなのだから恐れ入った…。てっきり半分ほどは1周目の曲をやると思っていたので単純にそこへの驚きと感動があった。やっぱりこのバンドは恐ろしい…。(MMM〜MMMenもカレイド〜ficもそんな感じだっただけに驚かざるを得ないというか…。短期間でたくさんの曲をライブで聴かせてくれたのだからとにかく嬉しいよね。)
9枚目の新アルバムから今回、
もう君に会えない
フレーズボトル・バイバイ
の2曲が新たにセットリスト入り。
1周目では披露されなかったので、ここできっちりとカバーされる。どちらも立ち位置としてはおいしい部分に、いたので、この2曲をどこに置くかを決めた上でセットリストを決めていったのかな?などとも考えられた。
(フレーズボトルに関してはグッズも出ていたし、やらないわけはないよね笑)



毎回のツアーで思うことではあるが、序盤で飛ばしすぎて後半大丈夫か?となる。しかし、中盤や後半戦でもしっかりとそれ以上のものを聴かせてくれるので杞憂だったと振り返って思うのだ。
その中で単純にアルバム曲を並べるわけでなく、過去の曲と新しい曲とを組み合わせて新たな魅力を引き出してしまうのだからすごい。何度も言っていることだが、過去の曲ほぼ全てが手札としていまだに使えるのはユニゾンのバンドとして特異かつ秀でている部分とも言えよう。
2011年のJET CO.の23:25から2022年のkaleido proud fiesta に繋がるようなセットリストを組むのは彼らくらいではないだろうか。
田淵がツアー直前の出したブログで「新しい曲もいいけれど、古い曲も当たり前のようにやりたい。」というようなことを書いていた。ライブに行く人たちの中で昔の曲が聴きたい人も当然いるわけで、新しい曲もまた需要は間違いなくある。
それに応えるようにか否か、彼らはあのようなライブを魅せてくれる。曲の並びであったり、ライブならではの音、アレンジ、そう言ったものを聴きたいから私たちはライブに足を運ぶのだ。

今回のツアーで印象的な歌詞はやはり"君"である。ユニゾンの曲の中では、"あなた"という二人称もよく出てくるが、それ以上に多いのが"君"なのだ。
(だいたいそうだろ?ってツッコミはなしで。)
このツアーのセットリストの曲の中でも、20曲のうち12曲に"君" という歌詞がある。「もう君に会えない」が今回の中心に添えられる曲として考えると、"君"という言葉にフォーカスを当てるのは自然とも言えよう。それにしても「きみのもとへ」も入れてくるのはどストレートで驚いた。(前回ツアーのCity peel 〜静謐甘美 のような直球で勝負をしているような感じ。)

次は全体のイメージ的な部分。
1周目のツアーを端的に表現するのであれば、「狂気とロマンス」(映画的にいうとララランドとマッドマックスかな。)
2周目のツアーは「出会いと別れ、そしてこれから。」
という感じに私は捉えられた。(こっちは映画的にいうと恋愛ものと冒険もの。具体的にはあげないけど。)
変にセットリストの意味を考えるのも野暮な気もするが、それぞれの並びにしっかりと考えや気持ちが込められていることは間違いだろう。(本人はきっと口にしたり解説したりすることはないが。)
君と僕、あなたと僕、2人の対話や関係を感じられるような曲が並んだこのツアー。特に中盤はそれが色濃く出ている。単純な曲の並びの気持ちよさだけでなく、物語性を読み解いていくのもまた違った捉え方が出来て楽しい。

今までのアルバムツアーとはまた違った次元に突入した
Ninth Peel next 3人はどこまで進化して突っ走っていくのか。20周年イヤーにどんなものを聴かせてくれるのか、魅せてくれるのかが今からとても楽しみだ。

また行くよ。

TOUR Ninth Peel next セトリ予想のお話。

Ninth Peel TOUR があっという間に終わってしまい、気づけばnext TOURも目前に。今回は簡単にセットリストを予想してみる。

前回のTOUR Ninth Peel についてはこちら⇩
TOUR 2023「Ninth Peel 」のお話。 - やんしのきまぐれポート

ちょうど一年ほど前にfiesta in chaos ツアーを予想したのがこちら⇩
UNISON SQUARE GARDEN Tour 2022 kaleido proud fiesta 総括 & TOUR 2022 fiesta in chaos セットリスト予想 のお話 - やんしのきまぐれポート

(見事に大外れしたけれど。)


今年のアルバムツアー2本は7枚目のアルバムツアー、
「MODE MOOD MODE」「MODE MOOD MODE ENCORE 」この2本と関係性が近いのでそこも参考にしながら考えた。

MMMツアーに関してもカオスツアーのセトリ予想の際に触れているのでそちらを参考に。⇩(2度目やん)
UNISON SQUARE GARDEN Tour 2022 kaleido proud fiesta 総括 & TOUR 2022 fiesta in chaos セットリスト予想 のお話 - やんしのきまぐれポート


MMMツアーの切り替わりでは7曲。
カレイド→カオスツアーの切り替わりでは12曲が変更となっている。
そのため、今回のnextツアーでも8〜10曲程度は変更になるのでは予想している。

今回のNinth Peel の中心曲として挙げられるのは

カオスが極まる
kaleido proud fiesta
Numbness like a ginger

kaleidoを除く3曲は新曲CDの初回生産特典Blu-rayに入っているので、外すことはほぼないだろう。

また、グッズ展開から以下の2曲は確定。

ミレニアムハッピー・チェーンソーエッヂ
フレーズボトル・バイバイ

そして、新アルバムの中でライブでの披露がない曲が

もう君に会えない

この曲に関しては映像では既に披露されているので、過去の「お人好しカメレオン」のように数年にわたって封印されることはなさそう。

アルバム曲で抜かれる可能性が大きいのは

Nihil Pip Viper
City peel
アンチ・トレンディ・クラブ

アンチに関して個人的に抜かれる可能性は低いと考えている。(他の曲に繋げやすいため。)Nihilに関しては8枚目アルバムツアーの際に新曲として披露されていたので抜かれる要素としては大きいのでは。(fth8でもやっていたし。)


新アルバム曲以外で抜かれそうな曲としては

夢が覚めたら(at that river)
静謐甘美秋暮抒情
シューゲイザースピーカー
MIDNIGHT JUNGLE
Phantom Joke
お人好しカメレオン
放課後マリアージュ
ガリレオのショーケース


昨年のカレイドツアーからカオスツアーへの変更の際の組み立てを参考に、抜かれる曲をピックアップした。
個人的にはMIDNIGHT JUNGLE は残してほしいが…。
一本目のツアーである種びっくり枠として使われた曲たちは今回は変更になるだろう。
放課後マリアージュに関しては、新曲のB面
「あまりに写実的な」があるのでほぼ確。

そして新曲の「いけない fool logic」
これはやらない理由はないので確実に入るだろう。割と序盤に入れられるのか、最後の方に取っておくのか。
どう使われるかが見もの。


ここからは個人的に聴きたい曲と近年のライブの傾向から披露されそうな過去アルバム曲をずらっと並べていく。

マーメイドスキャンダラス
夏影テールライト
Simple Simple Anecdote

Dizzy trickster
Invisible Sensation
オーケストラを観にいこう

エアリアルエイリアン
パンデミックサドンデス
mix juiceのいうとおり

シューゲイザースピーカー
君が大人になってしまう前に
instant EGOIST

ため息 shooting the MOON
流星のスコール
シャンデリア・ワルツ

kid,I like quartet
きみのもとへ
シュプレヒコール〜世界が終わる前に〜

コーヒーカップシンドローム
夜が揺れている
23:25

ラクリカルカレ
MR.アンディ
マスターボリューム


各アルバムから3曲づつピックアップしてみた。
8枚目のPatrick Vegee からはたびたび披露されているスロウカーヴやHatchを抜いてあまりピックアップされていない曲を選択。
7枚目のMODE MOOD MODE に関してはここ2年ほどで全ての曲が披露されているという優遇ぶり。(いかにこのアルバムが名盤かがわかる。)
その他は最近で披露がない曲を中心にピックアップしてみた。
(シャンデリアワルツとかきみのもとへとかは完全に自分の趣味です。)

ニゾンはいつどこでも昔の曲をやれてしまうスタイルなので、どこから玉が飛んでくるかわからないというのが正直なところ。   

かなり個人的な意見としては、

フィクションフリーククライシス
アンチ・トレンディ・クラブ
シャンデリア・ワルツ

の並びがかなり良いと思っているので披露してほしいが、昨年のカオスツアーでやった2曲をやる確率は低いので…。

最後にセトリの最終予想を書く前に、今まで触れてこなかったシュガーについて。

8枚目ツアーでは最後から2曲目。
カレイドツアーではアンコールの2曲目。
カオスツアーでは「春が来てぼくら」の後の起爆剤として。
Ninth Peel ツアーでは2曲目という立ち位置としていたシュガーソングとビターステップ

ニゾンの代名詞とも言える曲なのは皆が知っていることだが、最近も効果的に使われてきており、存在感は未だ健在。それでいて決して邪魔な枠にいないので彼の作るセットリストの巧みさを感じる。

今回のnextツアーのセットリストに必要がないのであれば、大体に抜いてくる選択肢は十分にありそう。
個人的には無くても問題ないし、あっても悪くはないと思う。どう組み合わせてくるかが1番重要。


それでは最後に私なりのnextツアーのセットリストを
書いて終わりにしたい。


UNISON SQUARE GARDEN
TOUR Ninth Peel next セットリスト(予想)


スペースシャトル・ララバイ
Dizzy trickster
等身大の地球
恋する惑星
カオスが極まる
夏影テールライト
Numbness like a ginger
Simple Simple Anecdote
WINDOW開ける
フィクションフリーククライシス
アンチ・トレンディ・クラブ
シャンデリア・ワルツ
あまりに写実的な
もう君に会えない
流星のスコール
きみのもとへ
いけない fool logic
ため息 shooting the MOON
マーメイドスキャンダラス
ミレニアムハッピー・チェーンソーエッヂ
kid,I like quartet
フレーズボトルバイバイ
EN
リニアブルーを聴きながら
23:25
徹頭徹尾夜な夜なドライブ





かなり悩みましたが、個人的に好きな並びを2つセットリストにぶち込んでみました。
(それは外れるやろ。)

先述した

フィクションフリーククライシス
アンチ・トレンディ・クラブ
シャンデリア・ワルツ


の流れと、

夏影テールライト
Numbness like a ginger
Simple Simple Anecdote


外れるとは思うけど、ピックアップした曲はやってほしいなぁ。特に「きみのもとへ」
Dizzy trickster も前回、前々回のアルバムツアー共に良いところにいたのでぜひ聴きたいところ。

きみのもとへ

きみのもとへ

セトリ考えるだけでも楽しすぎ!!!
早くライブの日が来てほしい!けれどまだ来てほしくない!と思っているにあれよあれよと前日に。

次あげるのはライブレポになるだろう。

ウルトラマンブレーザー「朝と夜の間に」感想のお話。

ゲントの息子ジュンには、一風変わったクラスメイト・アラタがいる。ある日アラタの秘密基地に連れられていったジュンは、アラタが描いた怪獣の絵の熱量と彼の自由さを受け、心を開いていく。ジュンが自主性をもって描いた怪獣はガヴァドンと名付けられた。
夜になり、秘密基地に空から怪光線がふりそそぐと、ガヴァドンの絵が鼓動し始める。

「朝と夜の間に」

今回の登場怪獣のガヴァドンウルトラマン14話の「恐怖の宇宙線」以来のテレビシリーズでのお披露目となる。
ガヴァドンAをどうしても扱いたい!と熱望していた田口監督渾身の一話。

大きな餃子🥟

冒頭は普段のとは打って変わって子どもたちのシーンから始まる。
緊迫したシーンが多いウルトラマンブレーザーなのでこういったほんわかできる回があるのは嬉しいところ。
今回は隊員たちの掘り下げ回というわけでもなく、メインが子どもたちとガヴァドンの交流になっているので、正真正銘のガヴァドン回とも言える。
(強いて言うならばゲント隊長の家庭回?オフの日の様子が見られるなんて貴重かも。)

近年の子どもがメインとなる回と思い浮かべると、私としてはウルトラマンギンガSの11話、「ガンQの涙」
がでてくる。(全体構成的な立ち位置やメッセージ性も似ている気がする。)

ガヴァドンに対する大人の対応と子どもたちの思いの対比。原点オマージュ。ブレーザーらしくもあり、ブレーザーらしからぬ昭和っぽさも感じられたのがこの話の不思議な魅力なのかも。

アラタたちとガヴァドンって…色々邪推するのもヤボなのでここは多く語らず。
子どもは子どもらしく。
大人は…大人らしくなるとつまらないですね。

本筋はあまり進んでいないので今回はこの程度で。

ぴあフェスにいってきた話。

PIA MUSIC COMPLEX 2023

いってきました!

通称ぴあフェスと呼ばれるこのイベント。
私はもちろんユニゾン目当ての10/1に参加しました。



場所は新木場・若洲公園
新木場駅から多少距離があるが、駅前からシャトルバスが出ていました。都市型のフェスとしては少々不便かな。
私はバスに乗るのが嫌なので、駅前で自転車を借りて公園まで行く。(人も車も少ないのでとても快適。)
会場は割とこじんまりとしていてアットホームな雰囲気。キッズスペースがあったり、クラフトコーナーやカラオケブースがあったりとライブ以外の楽しみもある。フードもそこそこ充実してたかな。いつもどおりのフェスって感じ。(しかし現金or PayPayしか使えないお店がほとんどで、『ホントに都市型フェスか??』って感じ。会場の奥に行くと電波も弱くPayPayが使えないなんてことも。一応各回線の電波中継車きてたけど意味あったのかな。)
リストバンド交換所の隣でマイナンバーカードを提示すると、1ドリンクもらえました。

ただのビール最高🍺

しかし会場周辺の動線があまり良くない。会場の出入り口から真反対のところにリストバンド交換所がありました。(バスを降りるところからだとそこを通って寄れるように配置されているのだと思うが。)
また出入り口へ向かえる歩道が狭く一本しかない。
そしてその周辺の道は雑草だらけであまり整備されていない。ここはかなり気になりました。
会場内、ステージ入り口は進行方向によって通路が分けられていたのでよかったです。


タイムテーブルはこの通り。
私個人としてはユニゾンしか聴かないのであまり関係なし(笑)
Lucky Kilimanjaro も聴きたかったけどユニゾンの直後だったので即帰宅…。



さて、本題のユニゾンのライブ。
セットリストは以下の通り。

約45分間ノンストップの全10曲。
MCはもちろんなし。

いつも通り「絵の具」が流れ、メンバーが登場。
たくさんの拍手を遮るように貴雄さんの「1.2.3.4!!!」
というカウントが響き渡る。

初手場違いは最高なんや。

(ここですでに沸くフロア。喜んでいる人、叫んでる人、飛び上がってる人、みんなわかっている人たち。)

ロケットスタートで全速力のままオリオンへ。

もう一段階ボルテージが上がる。
私はもうすでに涙目。(久しぶりのライブでオリオン聴けるとやっぱりやばい。)

そして桜のあと。

ダメ押しか?ダメ押しなのか?もうダメだよ?
もう3曲で完全にステージもフロアも温まりきっている。
これでまだ準備運動程度だから豪華すぎるんよ。個人的にはこの3曲で完全に元を取ったと言っても過言ではない。

聴衆をなだめるかのような" City peel "で一旦落ち着く。
だんだん日も落ちてきて、海風に揺られながら聴くのもまた乙なもの。
一呼吸おいたと思ったら斎藤くんがカポをつける。
(『カレイド?10%??もしかしてサイレンインザスパイ???』と一瞬のうちに考えをめぐらせる。だがすぐに答えは出るのだ。)

選ばれたのは10%でした。

10% roll,10% romance からの

フィクションフリーククライシス

ここで叫んでる人たちはまあまあのユニゾンファンですね。あら?MODE繋ぎ?と思ったら次は

君の瞳に恋してない

完全にMODE繋ぎの3曲。今までにない繋ぎ方を聴かせてくれるのもまた燃えるものがある。
そこからこれまたびっくり枠の

スロウカーヴは打てない

ここでまた違うベクトルからブーストをかけていく。
(なんやこのバンド恐ろしすぎる…←よくわかってるやろがい。この次の週にthrowcurveのイベントやるもんね、田淵。)

カオスが極まる

きましたここにきてカオス。スロウカーヴからの繋ぎもまた良い。最新曲としての風格あり(ん?あれ?)

ラスト!

シュガーソングとビターステップ

ニゾンでフェスといえば!これしかないでしょ!というラスト。流石にやらないわけにはいかないもんね。

総括
ちょうど陽が落ちていく時間帯と重なり、なんともいえない良い空気感が流れていた会場内。
ニゾンらしくあっという間に駆け抜けていった時間だった。
4日前に新曲をリリースしながらも、全くのスルーでやらないのはもはやさすがと言うべきか。(CDリリースを先にしたけれど、配信リリースとアニメの放送がまだだったからの可能性が大きそう。)

バンドの代表的な曲を並べるだけでなく、最新アルバムからCity peel やびっくり枠のスロウカーヴやフィクションを入れ込んでタダでは終わらないユニゾンらしさを感じるセットリストだった。
スロウカーヴを披露したのはこの次の週にイベントがあったからだと自分としては思っている(笑)

次はNinth peel next ツアー。
楽しみがすぎる。

ウルトラマンブレーザー「月下の記憶」感想のお話。

大空をマッハ9で飛び回り、街を破壊する怪獣デルタンダル。アースガロンを凌駕するスピードのため、SKaRDは取り逃がしてしまう。
一方、バザンガやゲバルガといった宇宙怪獣に関する『V99』という防衛隊の機密情報にたどり着いたエミ。それは、かつて行われた、とある実験とも大きく関わっていた。

僕らのスペクトラ

僕らのスペクトラ

「月下の記憶」


3話以来のエミ隊員回。
今までエミ隊員のパーソナルな部分にはほとんど触れられてこなかったが、今回は彼女の過去や内面に迫っていた。

今回の登場怪獣、デルタンダル。

その見た目から飛行に長けており、戦闘は全て空中戦。
アースガロンで対抗するものの、空中戦が出来るように造られていないために取り逃してしまう。(序盤の戦闘シーンのアースガロンが炎の中を通る描写カッコ良すぎ。)
デルタンダルは積乱雲を巣にしており、各地を転々としているという生態をすぐに突き止めるSKaRD。
飛ぶだけと言われたらそれまでな気もするが、飛ぶために洗練されたデザインで、変わった形のソフビが出るというだけでもこの怪獣の個性はしっかり出ているとも言える。

V99の謎に迫るエミ隊員。そして" ドバシ ユウ "という人間が関係していることを突き止める。ゲント隊長とエミ隊員の父親も実験施設の爆発事故に関係していたことを知る。

土橋を演じるのは寺田農さん。ウルトラではジードに出演されていたり、仮面ライダーWのボスとしても記憶に残る。
存在感がある方なのでここから物語の核心に迫る人物の1人として活躍してくれそう。

エミ隊員とゲント隊長の関係性が少しづつ深まる中、お互いに秘密を抱えながらも歩み寄り、真実に向かっていこうとしているのがわかる回だった。
エミ隊員の父親が所在不明となっていることに対して、一児の父でもあるゲント隊長が気持ちを受け止めているところが今回1番よかったところかも。

「なにかあったら遠慮なく言えよ。」

Aパートが少なかった分、戦闘後もしばらく話が進む厚めのCパート。ラストではエミ隊員とハルノ参謀長の関係性が明らかになる。
ここからどう物語を勧めていくのか。
V99とは?エミ隊員の父親の行方は?
縦軸の物語がより一層面白くなる回だった。

ウルトラマンブレーザー 「スカードノクターン」感想のお話。

スカードの作戦指揮所に残り、これまでの戦闘記録を資料にまとめていたアンリ。ヤスノブやエミとともに、怪獣との交戦の記憶をたどる中で、話題は宇宙怪獣のとある共通点の話に。
その一方、ゲントはテルアキから、ブレーザーについてどのように考えているのか問われて…。


僕らのスペクトラ

僕らのスペクトラ


「スカードノクターン


今回は前半戦終わりの総集編。と思いきや物語の核心に触れようとしていく大切な回。
アンリ隊員の情報整理という名目でヤスノブ隊員、エミ隊員との会話の中でこれまでの敵を振り返り、ゲント隊長とテルアキ副隊長の会話からブレーザーの謎について触れていく。


今回判明した大きなポイントは以下の通り。

・バザンガとゲバルガは同じ進路で地球に到達している。
同じ星から来たのではない?(何者かに意図的に送り込まれた?ファーストウェイブ=バザンガ、セカンドウェイブ=ゲバルガ と呼称されるのであれば送り込んでいる側が段階的に侵略の可否や武力考察をしていると考えるのが妥当か。)

「なんかこう、作為めいたものを感じますねぇ…。」

・ガラモンは別の軌道から来たもので上記2体の関連性はない。これのおかげでバザンガとゲバルガが同じ場所から来た裏付けになっている。
(ここで防衛隊の意識が変化しているのもポイントなのかも。予期せぬ侵略者を考慮していなかった?)

・1999年の隕石飛来。及び撃墜
 (レヴィーラの元になったものが飛来するのはこの後と考えるのであればこの時点でブレーザーが来ている可能性はいかに。)

・アースガロンMod.3 の開発が進んでいる。

かなり今後に関わりそうなポイントばかり。
これからはかなり縦軸が進んでいきそうなので、
ここでこれまでの時系列を整理してみる。


1963年:セミ人間の潜入
1966年:防衛隊設立
1999年:防衛隊による隕石撃墜
2001年:レヴィーラの元になった物体の飛来
    (隕石に付着していた)
2020年:研究施設での爆発事故
    (ブレーザーとゲント隊長の出会い)
2023年:
     3/16 レヴィーラ現出
     5/10 バザンガ飛来(1st wave)
     6/22 レヴィーラ撃退
     7/10 カナン星人によるアースガロン暴走
     8/6 ガラモン飛来及び撃退
     8/18 ゲバルガ飛来(2nd wave)


こう見るとやはりレヴィーラ登場のエミ隊員回であった3話の内容が重要になってきそう。
ブレーザーと宇宙怪獣との関連性はあるのか?
防衛隊は何かを予期している?それても組織的に企てている?
V99とは?(これは次回14話で明らかになりそう。)
 
ここから今回の話の内容に戻る。

アンリ隊員とエミ隊員の会話。
ただの女子トークに見せかけて、不穏さを感じる。

エミ隊員の父親関する会話の中で出てきた" 石堂泰之助 "という人物。
顔と名前が急に出てきたということは今後の物語に関わってくるのはほぼ間違い無いだろう。


そしてゲント隊長とテルアキ副隊長の会話。
あくまで客観的にブレーザーを観察し、自分の意見を述べるテルアキ副隊長。

ブレーザーをどう認識すればいいのか。」

前回の出撃でブレーザーに命を救われた。ということは味方と考えるに値する判断材料になるのでは。という見立て。

「知らないから知ろうとする。
知ろうとするから相手のことを考える。」

ブレーザーの呼称について。なぜそんな名前がついたのか。(ゲント隊長が記憶の中で聞いたのだから説明のしようがないのだが…。)本の内容から引用したと答えるゲント隊長。
ブレーザーの名前にも意味があるのか??
テルアキ副隊長はゲント隊長がブレーザーのことを何か知っていると勘付いている??


机で眠っているアンリ隊員。そこへ来るゲント隊長。

「そりゃもうガッツリ…。」

パソコン上のデータが全て消えている
これまさか…
エミ隊員が消していると考えるのが妥当か。
アンリ隊員とエミ隊員との会話が始まる前の言葉は、

「リップ取れてますよ〜」

そして今回のタイトルの影絵は…

これはほぼ間違いないだろう。一見何気ないシーンに見せているが、見方を少し変えるだけで不穏なシーンに見えてしまうのは本当にこの作品のすごいところだ。


ここからは10月の放送回で解禁されているカットから予習をしていく。

14話には、空をマッハ9で飛行し、街を破壊する月光怪獣デルタンダルが登場。SKaRDの特戦獣アースガロンをも凌駕するスピードに、一度はデルタンダルを取り逃がしてしまうほど。
ウルトラマンブレーザー初の空中戦が見られそうな14話。アースガロン捉えられないとなると、ブレーザーがどう仕留めるのか。アースガロンMod.3の布石もあるのか??

デルタンダルは空中戦に特化した怪獣のよう。一見かわいらしくも見える瞳はティガダイナの怪獣っぽさも感じる。ここまで飛ぶだけです!みたいな見た目のソフビも珍しいので劇中での活躍が楽しみ。

15話では、ゲント隊長の息子・ジュンが初代『ウルトラマン』(同じく第15話となる「恐怖の宇宙線」)に登場した二次元怪獣ガヴァドンに出会う。田口清隆監督肝入りの怪獣として知られるガヴァドンは、本作ではジュンがクラスメイトのアラタとともに描いた落書きから生まれることとなる。ガヴァドンは初代『ウルトラマン』以来、約58年ぶりのシリーズ再登場となる。

ゲント隊長の息子が再び登場するのがガヴァドン回となるのはかなり脚本上に理由がありそう。個人的にはガイアの劇場版のようなエピソードになりそうだなと思うところ。

現代にこのツルッとした見た目のガヴァドンのソフビが出るなんて誰が予想しただろう。ウルトラマンブレーザーの製作発表で登場した際もファンの間ではかなり話題になっていたので、満を辞しての登場だろう。


16話では、陥没してできた大きな穴を覗き込んだ人々がみな錯乱状態になる事案が発生。テルアキ、アンリ、ヤスノブまでもがその餌食となってしまう。そんな中、新たな怪獣・モグージョンが暴れだし、アースガロンにはエミが単身搭乗することに! 普段は諜報活動を中心とし、アースガロンに搭乗してこなかったエミだが、新たにアースガロンに搭載されるAI対話システム「EGOISS(イーゴイス)」とともに、敵に立ち向かう。

他の隊員たちが搭乗不能となり、エミ隊員が単独で出撃することに。(え??ゲント隊長どこ行った??)
イーゴイス?ハネジロー的な感じなのだろうか。

モグージョンはどこか帰マンやエースに出てきそうな怪獣。どこか愛らしさも感じる。モグラの怪獣だと思うが、どんな動きを見せてくれるか楽しみ。

ウルトラマンブレーザー 「いくぞ ブレーザー!」感想のお話。

参謀長からお怒りの言葉を受けるSKaRDの面々。
冒頭からピリついた雰囲気。

目がどこを向いているのかわからないのがまたリアル。
この感じはZの終盤を思い出す。

僕らのスペクトラ

僕らのスペクトラ

「いくぞブレーザー!」


街にEMP攻撃を仕掛けるゲバルガ。
街中の人に影響が。

ゲバルガの生態を解析し、作戦を練るSKaRD

「チルソナイトスピア?」

ガラモン回との繋がりがここで生まれてくる。
ガラモンの破片からチルソナイトを抽出して槍状に成型するなんて…。
技術が凄すぎる。9話の要素がここで活きてくるのか。

そしてメガショット開発部のヒラノさんまで。
高初速電磁砲として転用されたメガショットならチルソナイトスピアが射出できる。
ここでは5話の要素まで引っ張ってくる。
ここは予想外だった。しっかり縦軸が効いてくるのがすごい。

「偉い人の根回しが効いてるんだろうなぁ。」


ロッカーの前でブレーザーストーンを見つめるゲント隊長。
やはり最近のブレーザーとの不和が気になる様。
ストーンをロッカーに置いて、任務へと出る。
ここでシンプルに今のゲント隊長の気持ちを表現しているのが良い。

「隊長は司令塔なんだから後ろで踏ん反り返ってるくらいがちょうどいいんです。」

隊長にしっかりと意見する女性陣。
エミ隊員がまくし立てるように言葉を並べているのに対して、アンリ隊員は横で優しく頷いている。
それぞれのキャラがしっかりと表されているのもわかる。

そしてここで1話の特機団まで登場。
こいつらもか!と観ていて嬉しくなる。1話はやはり記憶に残っているのでこの回収の仕方は素晴らしい。
ウルトラマンブレーザー、縦軸の使い方と見せ方もめちゃうまいやん!

過去の話をコミカルにしながらも準備を進めていく。
そんな中ゲント隊長の回想が。
ブレーザーとの出会いはやはり3年前??

作戦開始。

空気感がさながらエヴァのよう。もうこれヤシマ作戦みたいなもんでしょ。
ワンダバじゃなくてティンパニが印象的なあの曲だったら完全にエヴァ
怪我をしながら冷静に役割をこなすアンリ隊員がかっこいい。
ゲバルガへの攻撃の爆発も本物なので見応えがある。

「チルソナイトスピア発射!」

作戦成功か??
と思われたが目標は健在。
アースガロンが交戦を開始する。
しかし押されるアースガロン。
EMP発生器官を破壊したとて、かなり強いゲバルガ。
馬乗りになられるアースガロンを見て変身しようとするゲント隊長。
しかしストーンは置いてきてしまっている。
無謀にも突っ込もうとするが、歯が立たない。

「いこう。」

どこからともなくゲント隊長の声が聞こえる。
ブレーザーの意思を感じ取るゲント隊長。ブレーザー自身は話すわけではないが、ゲント隊長を守ろうとしていた記憶を感じ取っているよう。
ブレーザーの右手とゲント隊長の左手が握られる。

そして左手を前に突き出すゲント隊長。
そこへ現れるブレーザーブレス。

ストーンはロッカーを飛び出してゲント隊長の元へ。

「いくぞブレーザー。」

ブレーザー登場。
アースガロンからゲバルガを引き離し、そのままマウントポジションを取るものの、すぐに押し返されてしまう。
単純にフィジカルが強すぎる…。
丸まって転がる攻撃も電気を帯びてさらに強力に。
ゲバルガに刺さったチルソナイトスピアを掴むブレーザー。ゲント隊長の手には新たなストーンが。

そしてスピアがチルソナイトソードへと変わる。

剣持ちのポーズかっこよすぎ…。
雷を断ち切る剣。喜ぶブレーザー、かわいい。
チルソナイトソードの扱いもシンプルで良い。

トリガーを4回引っ張り、必殺技を繰り出すブレーザー
(あれは4回引いてたからライデンズフィニッシュでいいのかな?その前がイナズマスラッシュか?わからん。)

ゲバルガは真っ二つにされる。その間から振り返ったブレーザーの姿見えるのがとにかくかっこよすぎる。

セカンドウェイブ??ちょっと参謀長!セカンドウェイブってなんなの!!!

「もうちょっとお互いを知っていかないとな。」

ロッカールームの有り様をみるゲント隊長。
ロッカーだけでなく壁も突き破って飛んでくるあたりがなんともブレーザーくんらしい。
ウルトラマン なんだからそこはもう少しさらっと綺麗に魅せるとかできそうなもんなのに
ストーンに優しく微笑みかけて幕引き。


ニジカガチ回に続いて、2話構成となっていた11話と12話。ゲバルガという敵は変わらないものの前後編にしていなかったのにはブレーザーとゲント隊長との関係性を表すためなのではないかと思う。逃げることの選択からの一緒に立ち向かうことをシンプルに表現していたのが表題からもよくわかる。
今回特筆するべき点としては、やはり過去回からの要素を盛り込んできたところだろう。特機団、メガショット、そしてガラモンの破片からできたチルソナイト。
今までの要素を出しつつ、しっかりと前半戦のラストにふさわしい戦いに仕上げていたのはお見事。1話と同じようにほぼほぼ作戦会議と戦闘だけで話が構成されていたのもよかった。(物語の折り返しでも、後編という立ち位置だからこそできたことのようにも思える。)
次回からは後半戦。個人的に期待するところとしては、これから縦軸がどう動いていくのか。というところとゲント隊長の正体がいつどのようにバレるのか。というところだ。
特に正体バレはウルトラマンのシリーズにおいては特に重要な部分ではあるので、それがどう描かれるのかを楽しみにしていきたい。そして、地球に現出している怪獣たちに何らかの関係性があるのか。ブレーザーは一体何者なのか。気になるところはたくさんあるのでこれからも毎週楽しめそうだ。

ウルトラマンブレーザー 「エスケープ」感想のお話。

前回のブレーザーの行動を振り返るところから始まる。

ブレーザーを分析するSKaRDの面々。
当然浮かない顔のゲント隊長。
そして隕石のような物が地球に落下してくる。

僕らのスペクトラ

僕らのスペクトラ

エスケープ 」


SKaRDの作戦会議が始まる。
地球に飛来する隕石は30時間後に到着する予定。
SKaRDとしてはブレーザーを敵として認めるかと問われるゲント隊長。
その胸中はいかに。

アースガロン発進。

発進シーンはやっぱかっこいい。みていて飽きない。

地球に飛来する隕石はミサイルを物ともせず向かってくる。

参謀長だけでなく、司令官も登場し、防衛隊の焦りも感じさせる。

アースガロンは軍の攻撃の時間稼ぎ…。

「自分の中に別の奴がいるとわかったら…。」

ふとボヤくゲント隊長。


隕石を撃ち抜こうとするアースガロン。しかし、ひらりとかわされて飛来してくる怪獣。


近接戦闘モードになるとMod.2ユニットを外すアースガロン。こういう理にかなったことをしっかりやってくれるのがいいんだよな。
アンリの「そっちの方が得意です!」のセリフもキャラ性をすごく出されていていい。

ゲバルガはどこか奇妙でありながらもしっかりと強さを感じる怪獣。ベムスターのような体型で、デザインはどこかTDG世代の怪獣たちに近いものを感じる。

電磁エネルギーを発生させるゲバルガ。
アースガロンは全速力でその場を離脱する。
そしてEMP攻撃を仕掛けるゲバルガ。
当然ミサイルはダメになり、アースガロンも機能停止で操縦も脱出も出来なくなる。

遠景からの合成がまたシンウルトラマンを想起させる。
お金をしっかりかけているのもわかる。
必死に安否を問うテルアキ副隊長。
アンリを気遣い、現状を打破しようと考えるゲント隊長。
ブレーザーに変身するしか策がないと悟る。

「今日はホント頼むぞ…。」

この一言で前回の出来事に一つ答えが出た。
怪獣を倒そうとしていたのは間違いなくゲント隊長の意思だったということである。


ゲバルガと交戦するブレーザー
しかしゲバルガはびくともせず、威嚇にも動じない。有機的でありながらも無機的でシンプルに強い。
丸まってから転がって攻撃するというとも単純でわかりやすくていい。
ゲバルガの電磁攻撃を避けながら攻撃するブレーザー、しかしそれも守られて押し倒されてしまう。

スパイラルバレードを放つも、弾き返されてしまう。
カラータイマーが鳴る。
追い込まれるブレーザー。また左腕が右腕を引っ張り、攻撃を避ける。

そして回想に入り、先ほどアースガロンに退避行動を取らせたゲント隊長の言葉はブレーザーのものだったことがわかる。

再びスパイラルバレードを放とうとするものの、左腕に止められてしまう。
そのまま左腕の意思がブレーザーの体を押さえ込もうとする。
ゲバルガの攻撃をなんとか避けて逃げてしまうブレーザー

ウルトラマンが逃げた…。」

エスケープとはこういう意味だったのか…。

板挟みになる参謀長。この人もまた苦労人なのかな。

森の中に落ち、ボロボロなゲント隊長。
ブレーザーストーンをみて何を思うのか。

夜景の中EMP攻撃を仕掛けるゲバルガ。
というところで物語は一旦終わる。


ニジカガチとはまた違ったベクトルの強さを持つゲバルガ。
EMP攻撃は現代においてはかなり強い部類の攻撃なのではないだろうか。ストップモーションアニメのような動きをしていたり、ヒトデのようなクネクネとした動きをしたりと奇妙さみたいなものかなりある。デザインもかっこよさと良い意味の気持ち悪さが同居しており、見ていて飽きない。これはソフビがほしくなる。

そしてこの作品の大きな縦軸となっている部分のブレーザーの謎が少しずつではあるが解き明かされていっている。
怪獣たちにしっかりスポットを当て、毎話を丁寧に作りながらも縦軸の物語もジワジワと進めてきているのがわかる。
(時にノイズにもなりかねないが、その回に以外と通ずる部分もある。)
ブレーザーはどのような存在なのか?
ゲント隊長とブレーザーはどう向き合い戦っていくのか?
ここが折り返し地点のポイントになるのではないだろうか。

次回もゲバルガとの戦闘が続くが、ニジカガチ回とは違い、前後編にはなっていない。前半戦の区切りとしてここは中身は前後編でありながらもタイトルは変えていく手法なのか。
そう言ったところも楽しみに次回も観ていきたい。