やんしのきまぐれポート

しがないアラサーがつらつらと文章を書いていきます。

ツブコンにいってきた話。

TSUBURAYA CONVENTION 2023

通称「ツブコン」にいってきました!!!!

2年に一度の祭典として円谷プロが企画したこのイベント。2019年に初開催され、2021年はコロナ禍のため実地での開催はなく、実質的には4年ぶりの開催となった今回。

まずは開催初日の朝に行われた
オープニングセレモニー

入場時には特典として
「TSUBURAYA CONVENTION 2023 開催記念クリスタル(シリアルナンバー入り)」付き
が配布された。(むちゃくちゃ写真写り悪くてごめんなさい。)

いよいよオープニングセレモニーがはじまると、
ウルトラ6兄弟が登場。なんと新造スーツでマント付き。これはたまらない。

そして円谷プロの代表兼CEOの塚越氏の登壇。
今回のツブコンのメインテーマである

「空想の力」

について語る。

次はウルトラセブン55周年プロジェクト

森次晃嗣さんの登場に会場は拍手喝采
コンセプトムービーの完成版が公開され、撮影エピソードについても語られる。


続いては

空想特撮シリーズ『THE ORIGIN OF ULTRAMAN』(仮題)

の紹介。2024年から新たに展開される企画でウルトラマンをフューチャーしたドキュメンタリー映画を公開するというもの。製作中のインタビューの一部が公開され、ギレルモ・デル・トロ監督が映像で登場。(ここは割とざわめいていて面白かった笑)

空想特撮シリーズ ウルトラマン4Kディスカバリー

ウルトラマン」を4Kでリマスターし、テーマごとにピックアップされた話をまとめた映画が4本公開される。
ナレーションとして有名な石坂浩二さんの登壇。
映画の撮影についてと、ウルトラシリーズへの愛を語っていた。

HOLLY HOCK

会場がポカンとするほどなにも情報がなかった。
「女子高生vs.ウルトラマン
特報映像もほとんど情報がなく、なにが何やら…
新たな切り口で人間ドラマが見られるということで、少し期待をして続報を待ちたいと思う。


マーベル・コミックとのコラボレーションで刊行されているシリーズの続報。
『ザ・ライズ・オブ・ウルトラマン
『ザ・トライアルズ・オブ・ウルトラマン
『ザ・ミステリー・オブ・ウルトラセブン
という3つのシリーズに続く、2024年以降の新たな展開をPV映像と共に発表。2024年の出版を予定しているそう。
会場内が少し盛り上がっていたので期待している。順当に行けば次は帰ってきたウルトラマンか??

ウルトラマンカードゲーム

2024年夏に多言語版で全世界同時販売を予定しているカードゲームについての紹介。
どのようなものになるのか楽しみではあるが、カードゲームはなかなか売るのが難しいイメージがあるので過度に期待せずに待ちたいと思う。


そしてブレーザー蕨野友也さん、田口清隆監督が登壇し、劇場版ウルトラマンブレーザーの紹介。

待望の劇場版の公開が発表され、会場内も大盛り上がり。

ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突」

は2024.2.23公開

映画の撮影は本編撮影と並行して行われ、制作発表の頃には終えられていたとのこと。本編と映画の撮影が被っていた期間はかなり多忙だったことも語られていた。
蕨野さんは「自分たちの旅が終わろうとしているので、正直少し寂しい。」と語っていた。7月に始まったブレーザー、早くも終盤戦へと入り、劇場版もすぐに公開される。確かにまだまだな気もするが、寂しさを感じる。
田口監督曰く、「世の中怪獣映画はたくさんあるが、こんな怪獣映画でもいいんじゃないか?というものを作ってみました!」とのこと。
田口監督といえば、ウルトラマンXの劇場版も撮っているので、個人的にはかなり楽しみ。(劇場版を撮るのはオーブ以来?かなり久しぶりな気がする。)

続いては「かいじゅうのすみか」プロジェクト

作家の小森陽一さんが登壇し、塚越氏とトークをしていく。このかいじゅうのすみか、設定もかなり練られているようで、楽しみ。来年に小説を出版し、その後の構想もあるそう。今後の展開がかなり楽しみなものの一つだ。


次は(EXILE / FANTASTICS)として活躍する世界さんが登場し、ダンスパフォーマンスを披露。
『DARKNESS HEELS』プロジェクトと一環として「キャラだん」というアプリにキャラクターたちが登場していることや、そのプロデュースに世界さんが関わっていることなどが説明される。
そしてこのプロジェクトの新たな企画としてアニメ化が発表された。ウルトラマン好きでもある世界さんは声優として参加することを熱望。こちらも今後の動きが楽しみだ。


そして最後は今回の目玉と言える作品。

円谷プロNetflix共同製作のCGアニメーション長編映画ULTRAMAN: RISING』

シャノン・ティンドル監督、ジョン・アオシマ共同監督、主人公のサトウ・ケンの吹替を担当する山田裕貴が登壇。

作品の中身については詳しく語れない様子だったが、この作品に対する思い、ウルトラマンに対する思いをたっぷりと語られていた。
ギレルモ・デル・トロ監督から監督たちに向けてのメッセージもあり、シャノン監督はとても喜んでいる様子だった。(ギレルモ監督、あんたがウルトラマン撮ってくれてもええんやで…。)
監督2人は4年前のツブコンにも参加されていたようで、このオープニングセレモニーの後もいろんなプログラムやアクティビティに参加されていたので本当に好きなのが伺える。
山田裕貴といえばもはや日本では知らない人がいないと言っていいほどに売れっ子となった俳優。そんな彼が今度はウルトラマンだなんて…。ヒーローになりたかった自分、プロ野球選手の息子だった自分がプロ野球選手でウルトラマンの役を演じることになるとは…と自分の思いを口にしていた。

2024年中に配信が予定されている今作、Netflixでの配信ということで、全世界で注目されることを期待している。今回のオープニングセレモニーのトリに持ってくるなど、円谷プロとしてもかなりのビッグタイトルになりそうなので、楽しみに待ちたい。

ここまでオープニングセレモニーの内容をざっくりと紹介したが、所要時間は約2時間ほどだった、おそらく20分以上押していたようで、本来の時間尺としては90分ほどだったのだろうと思う。次の予定がある人も会場内にはたくさんおり、後半にはちらほらと途中退席をする人も見受けられた。
同じイベントの中で時間が被ってしまうのはどうにかならないものか。せめて大きなプログラム同士では時間が被らないような配慮は必要なのではないだろうか…。(1日目のこのタイミングだとウルトラマンセレブレーションに参加する人が途中退席していた様。)
そしてこのオープニングセレモニーはライブ配信がなく、現地で見られなかった人はニュースリリースなどで内容を知るしかなかった。
たくさんの情報が出るこれこそライブ配信するべきだったのではないか…ともわたしは思った。
(正直、これに関しては無料でライブ配信するくらいの気概はほしかったなぁと思う所。)




ここからは物販、ウルトラショットブースについて
東京ドームシティ プリズムホール内は以下のようになっていた。


ウルトラマンデパートとそれ以外のブースで入り口と待機列が分かれており、ウルトラマンデパートの出口からコレクションゾーンに移れるといった感じ。
1日目はとにかく待機列が長く、ウルトラマンデパートに関しては外まで長蛇の列が出来ていた。2日目に関しては悪天候もあってか午後には待機列もなくなり、混雑していた様子もなかった。(そのかわり売り切れ等は多数あったが。)
コレクションゾーン入場列から入ると新商品の展示がされているケースがある。
中でも最後にあったS.H.figuarts真骨彫のウルトラマンガイアV2の展示は一際輝いていた。

ウルトラショット、ゲスト撮影、サイン会のブースの前に少し空きスペースがあるが、待機している人で賑わっていた。いずれも当日券というものはほとんどなく、事前に購入していなければ参加はできなかった。ウルトラショットに関しては優先撮影券としてチケットを売りだしていたが、意味合いとしてはショットのチケットそのものになっていた印象。ウルトラショットのグッズ販売コーナーでは出てきたヒーロー、キャラクターたちのショットがどんどんと張り出されていき、2日目が終わる頃にはかなりの数になっていた。レアなキャラや組み合わせも多数あったので、買っていた人も多かった。

コレクションゾーンでは多数のブースがあり、アパレルやフィギュアなど、たくさんのグッズが売られていた。ウルトラマンデパートにある商品と違い、この日に買わなければ入手が難しいものや、よりマニアックなものがあり、賑わっていた。サイン会やコミッションを行なうブースもあって、これこそコンベンションだ!というような雰囲気も感じられた。


そしてわたしが1番語りたかったのがこちら。

NEW GENERATION THE LIVE スターズ編 TSUBURAYA CONVENTION 2023 SPECIAL STAGE


当初はこちらも配信で観る予定だったが、ご縁があり現地で観られることに。
ニュージェネの主人公たちが(ほぼ)全員集合するとあって、見逃せないプログラム。この演目も今回限りのものとあって特別なショーとなっていた。

肝心な内容だが、これがまたびっくり。ニュージェネが集結するのだからみんなが入り乱れた話が展開されると思いきや、エディオムの語りから始まったのがジード編。そしてゼロ編へと続く。この後休憩が入り、タイガ編、ニュージェネスターズ編と一気に進んでいく。
まさかのスターズ編を続けていくスタイルに最初は動揺してしまう。

しかし、今年上演された
NEW GENERATION THE LIVE スターズ編
ではトリガー編とデッカー編が上演され、

夏のサマーフェスティバルでは
NEW GENERATINO THE LIVE
スターズ編 〜新世代の戦士たち
ウルトラマンブレーザー編 〜新たなる光

ウルトラマンブレーザー編 〜巡る願い星 SIDE ブレーザー
スターズ編 〜巡る願い星 SIDE スターズ

が上演された。ウルサマのスターズ編は実質ゼット編のため、最新から遡ることを考えると、今回のタイガ編、ジード/ゼロ編は順当とも言える。
(大きな声では言えないが、俳優さんたちの負担を考えてもこのくらいの構成じゃないとあれだけの人数を呼ぶことは出来なかったのではないかと思う。特にケンゴとカナタとゲント隊長。)


ここからは各セクションごとに。

まずはジード編。

序盤からゼナ先輩とフィリップが登場するサプライズからの濱田龍臣さん演じるリクの登場。
これで盛り上がらないはずがない。
今のジードの物語としてもしっかりと作られており、リクの成長や覚悟を感じられるところがとてもよかった。
(リクは本当によく成長したと思う…。)
そしてジード編にはみんな大好きゼットさんも登場。ゼットを助けてくれたジードにお返しをする形で助太刀してくれるの最高すぎないか。そしてお決まりのご唱和もあり、会場の盛り上げにも一役買ってくれるゼットさん。ジードの名前もご唱和してウルティメイトファイナルにする展開もベタだけど熱くていい。(生で観ると武器デカくない?でかいよね?画面で観てもでかいけど。)
復活したベリアルに対して、「あなたとは一緒には行けない。」と語るリクに確かな成長と変わらぬ優しさを感じて思わず泣かされてしまう。
そしてトドメの必殺技5連発。これが最高だった。
レッキングバースト!
ストライクブースト!
アトモスインパクト!
ビッグバスタウェイ!
レッキングノバ!!!

(細かいけれど、ちゃんと武器を使った技は使っていないことに愛を感じる。)

GEEDの証を序盤に使ってしまったけど、フュージョンライズ‼︎をはじめとしたショーで使われてきた曲を全て使ってくれたのもよかった。
そして怪獣探偵…円谷の祭典でこんなところまで回収してくれるなんて…最高すぎないか…。

次はゼロ編 すすめ銀河の果てまでも

これは2012年のウルフェスで上演されていたものの実質的な再演。(リメイク?に近いような気もするけど。)
セブンの登場で幕を開け、
「俺たちもいるぜ‼︎」
とゼロ、ダイナ、コスモスが登場し、一気にサーガで怪獣たちを蹴散らしていく。
(いやいやいやいやいやいや。待って??とここでなったよわたしは。いや、てっきり出るのはニュージェネだけだと思ってました…。この時点でもうボロ泣きで限界でした…。)
アヤリお姉さんが話に参加するのもいいよね。ウルトラマンサーガの後日談ってだけで最高なんや…。ウルティメイトイージスやストロングコロナゼロとルナミラクルゼロも観られて本当に万々歳でした。まさかこのショーでセブン、ゼロ、ダイナ、コスモスの並びが観られるなんて思ってもいなかったから、もういてくれるだけで最高。ありがとう。

一旦休憩が入り、ここで落ち着く。(この後とんでもないものが待ち受けていることにまだ知る由もなく…。)

タイガ編 復活のトレギア

感動的な別れから時間が経ったヒロユキとトライスクワッド。
タイガとヒロユキの語りから始まるだけでもう感動。
トレギアの復活の媒体にされるヒロユキ。
トレギアにバディゴーさせられてしまうヒロユキ。
トレギアをぶん殴るヒロユキ。
トレギアに啖呵を切るヒロユキ。
まさにウルトラマンなヒロユキ。
そんなヒロユキの元へタイガ、タイタス、フーマが駆けつける。
再びタイガスパークをヒロユキへ渡すタイガ。
タイガが付けてくれるのやばい。こんなん涙腺崩壊する。4人でのバディゴー‼︎最高!
スワローバレット‼︎使ってくれたー!!この技大好き。
しっかりタイタスとフーマにも出番あり。それぞれのキャラソンをバックにしっかりと魅せてくれるのはもう愛しかない。たいせつなたからもの…Go future…ヒトツボシ…もう泣かせるやん。泣かせる気しかないやん。

ヒロユキを再び演じてくれた井上くん。アクションも演技も最高だった。まさに熱演。本当にありがとう。また出てくれて本当によかった。

ジョーニアスとタロウもサプライズ枠としてしっかり活躍してくれたのも最高👏(2人がいるだけでお値段以上の価値だよ。いや、安すぎね?)

トレギアは相変わらずねちっこすぎ。
スピード違反で捕まったホマレ先輩笑ったなぁ🤣

最後はニュージェネヒーローズ編。

怪獣たちが出現し、暗転して幕が開くとニュージェネのヒーローたちが勢揃い。
ヒカル、ショウ、大地、リク、レイト、カツミ、イサミ、アサヒ、ヒロユキ、ケンゴ、カナタ、ゲント隊長。

残念ながらガイさんとハルキは不在だが、これだけのヒーローたちが一同に介して横並びで変身するのは圧巻の一言。ウルトラマンたちが登場し、勢揃いしたかと思いきや鳴り響くオーブニカのメロディ。オーブとゼットも登場して、本当の勢揃い。
そこからは各ウルトラマンの紹介とアクション。
キメの必殺技は再び変身者が集合して一緒に光線ポーズ。
ウルトラマンと一緒に並び立つ姿はもう感動を超えて込み上げてくるものがある。
記念撮影の後、各キャストからの挨拶もあり、会場中が暖かい雰囲気のまま幕を閉じた。


2日間大盛況だったツブコン。
私が書いた以外にも様々プログラムがあり、
楽しめるものがたくさんあった。円谷プロのコンテンツのみでこれだけのイベントが出来るのだから、しばらく安泰だなと思わせてくれるし、どんどんイベントの規模が大きくなってくれたら嬉しいなと思う。東京ドームシティ全てを巻き込んでくれてもいいし、幕張メッセでやってくれたっていいし、もっともっと大規模になってくれることを願っている。
次は2年後、2025年。また行きたい。