ゲントの息子ジュンには、一風変わったクラスメイト・アラタがいる。ある日アラタの秘密基地に連れられていったジュンは、アラタが描いた怪獣の絵の熱量と彼の自由さを受け、心を開いていく。ジュンが自主性をもって描いた怪獣はガヴァドンと名付けられた。
夜になり、秘密基地に空から怪光線がふりそそぐと、ガヴァドンの絵が鼓動し始める。
「朝と夜の間に」
今回の登場怪獣のガヴァドンはウルトラマン14話の「恐怖の宇宙線」以来のテレビシリーズでのお披露目となる。
ガヴァドンAをどうしても扱いたい!と熱望していた田口監督渾身の一話。
大きな餃子🥟
冒頭は普段のとは打って変わって子どもたちのシーンから始まる。
緊迫したシーンが多いウルトラマンブレーザーなのでこういったほんわかできる回があるのは嬉しいところ。
今回は隊員たちの掘り下げ回というわけでもなく、メインが子どもたちとガヴァドンの交流になっているので、正真正銘のガヴァドン回とも言える。
(強いて言うならばゲント隊長の家庭回?オフの日の様子が見られるなんて貴重かも。)
近年の子どもがメインとなる回と思い浮かべると、私としてはウルトラマンギンガSの11話、「ガンQの涙」
がでてくる。(全体構成的な立ち位置やメッセージ性も似ている気がする。)
ガヴァドンに対する大人の対応と子どもたちの思いの対比。原点オマージュ。ブレーザーらしくもあり、ブレーザーらしからぬ昭和っぽさも感じられたのがこの話の不思議な魅力なのかも。
アラタたちとガヴァドンって…色々邪推するのもヤボなのでここは多く語らず。
子どもは子どもらしく。
大人は…大人らしくなるとつまらないですね。
本筋はあまり進んでいないので今回はこの程度で。