やんしのきまぐれポート

しがないアラサーがつらつらと文章を書いていきます。

ウルトラマンブレーザー 「スカードノクターン」感想のお話。

スカードの作戦指揮所に残り、これまでの戦闘記録を資料にまとめていたアンリ。ヤスノブやエミとともに、怪獣との交戦の記憶をたどる中で、話題は宇宙怪獣のとある共通点の話に。
その一方、ゲントはテルアキから、ブレーザーについてどのように考えているのか問われて…。


僕らのスペクトラ

僕らのスペクトラ


「スカードノクターン


今回は前半戦終わりの総集編。と思いきや物語の核心に触れようとしていく大切な回。
アンリ隊員の情報整理という名目でヤスノブ隊員、エミ隊員との会話の中でこれまでの敵を振り返り、ゲント隊長とテルアキ副隊長の会話からブレーザーの謎について触れていく。


今回判明した大きなポイントは以下の通り。

・バザンガとゲバルガは同じ進路で地球に到達している。
同じ星から来たのではない?(何者かに意図的に送り込まれた?ファーストウェイブ=バザンガ、セカンドウェイブ=ゲバルガ と呼称されるのであれば送り込んでいる側が段階的に侵略の可否や武力考察をしていると考えるのが妥当か。)

「なんかこう、作為めいたものを感じますねぇ…。」

・ガラモンは別の軌道から来たもので上記2体の関連性はない。これのおかげでバザンガとゲバルガが同じ場所から来た裏付けになっている。
(ここで防衛隊の意識が変化しているのもポイントなのかも。予期せぬ侵略者を考慮していなかった?)

・1999年の隕石飛来。及び撃墜
 (レヴィーラの元になったものが飛来するのはこの後と考えるのであればこの時点でブレーザーが来ている可能性はいかに。)

・アースガロンMod.3 の開発が進んでいる。

かなり今後に関わりそうなポイントばかり。
これからはかなり縦軸が進んでいきそうなので、
ここでこれまでの時系列を整理してみる。


1963年:セミ人間の潜入
1966年:防衛隊設立
1999年:防衛隊による隕石撃墜
2001年:レヴィーラの元になった物体の飛来
    (隕石に付着していた)
2020年:研究施設での爆発事故
    (ブレーザーとゲント隊長の出会い)
2023年:
     3/16 レヴィーラ現出
     5/10 バザンガ飛来(1st wave)
     6/22 レヴィーラ撃退
     7/10 カナン星人によるアースガロン暴走
     8/6 ガラモン飛来及び撃退
     8/18 ゲバルガ飛来(2nd wave)


こう見るとやはりレヴィーラ登場のエミ隊員回であった3話の内容が重要になってきそう。
ブレーザーと宇宙怪獣との関連性はあるのか?
防衛隊は何かを予期している?それても組織的に企てている?
V99とは?(これは次回14話で明らかになりそう。)
 
ここから今回の話の内容に戻る。

アンリ隊員とエミ隊員の会話。
ただの女子トークに見せかけて、不穏さを感じる。

エミ隊員の父親関する会話の中で出てきた" 石堂泰之助 "という人物。
顔と名前が急に出てきたということは今後の物語に関わってくるのはほぼ間違い無いだろう。


そしてゲント隊長とテルアキ副隊長の会話。
あくまで客観的にブレーザーを観察し、自分の意見を述べるテルアキ副隊長。

ブレーザーをどう認識すればいいのか。」

前回の出撃でブレーザーに命を救われた。ということは味方と考えるに値する判断材料になるのでは。という見立て。

「知らないから知ろうとする。
知ろうとするから相手のことを考える。」

ブレーザーの呼称について。なぜそんな名前がついたのか。(ゲント隊長が記憶の中で聞いたのだから説明のしようがないのだが…。)本の内容から引用したと答えるゲント隊長。
ブレーザーの名前にも意味があるのか??
テルアキ副隊長はゲント隊長がブレーザーのことを何か知っていると勘付いている??


机で眠っているアンリ隊員。そこへ来るゲント隊長。

「そりゃもうガッツリ…。」

パソコン上のデータが全て消えている
これまさか…
エミ隊員が消していると考えるのが妥当か。
アンリ隊員とエミ隊員との会話が始まる前の言葉は、

「リップ取れてますよ〜」

そして今回のタイトルの影絵は…

これはほぼ間違いないだろう。一見何気ないシーンに見せているが、見方を少し変えるだけで不穏なシーンに見えてしまうのは本当にこの作品のすごいところだ。


ここからは10月の放送回で解禁されているカットから予習をしていく。

14話には、空をマッハ9で飛行し、街を破壊する月光怪獣デルタンダルが登場。SKaRDの特戦獣アースガロンをも凌駕するスピードに、一度はデルタンダルを取り逃がしてしまうほど。
ウルトラマンブレーザー初の空中戦が見られそうな14話。アースガロン捉えられないとなると、ブレーザーがどう仕留めるのか。アースガロンMod.3の布石もあるのか??

デルタンダルは空中戦に特化した怪獣のよう。一見かわいらしくも見える瞳はティガダイナの怪獣っぽさも感じる。ここまで飛ぶだけです!みたいな見た目のソフビも珍しいので劇中での活躍が楽しみ。

15話では、ゲント隊長の息子・ジュンが初代『ウルトラマン』(同じく第15話となる「恐怖の宇宙線」)に登場した二次元怪獣ガヴァドンに出会う。田口清隆監督肝入りの怪獣として知られるガヴァドンは、本作ではジュンがクラスメイトのアラタとともに描いた落書きから生まれることとなる。ガヴァドンは初代『ウルトラマン』以来、約58年ぶりのシリーズ再登場となる。

ゲント隊長の息子が再び登場するのがガヴァドン回となるのはかなり脚本上に理由がありそう。個人的にはガイアの劇場版のようなエピソードになりそうだなと思うところ。

現代にこのツルッとした見た目のガヴァドンのソフビが出るなんて誰が予想しただろう。ウルトラマンブレーザーの製作発表で登場した際もファンの間ではかなり話題になっていたので、満を辞しての登場だろう。


16話では、陥没してできた大きな穴を覗き込んだ人々がみな錯乱状態になる事案が発生。テルアキ、アンリ、ヤスノブまでもがその餌食となってしまう。そんな中、新たな怪獣・モグージョンが暴れだし、アースガロンにはエミが単身搭乗することに! 普段は諜報活動を中心とし、アースガロンに搭乗してこなかったエミだが、新たにアースガロンに搭載されるAI対話システム「EGOISS(イーゴイス)」とともに、敵に立ち向かう。

他の隊員たちが搭乗不能となり、エミ隊員が単独で出撃することに。(え??ゲント隊長どこ行った??)
イーゴイス?ハネジロー的な感じなのだろうか。

モグージョンはどこか帰マンやエースに出てきそうな怪獣。どこか愛らしさも感じる。モグラの怪獣だと思うが、どんな動きを見せてくれるか楽しみ。