やんしのきまぐれポート

しがないアラサーがつらつらと文章を書いていきます。

ウルトラマンブレーザー 「いくぞ ブレーザー!」感想のお話。

参謀長からお怒りの言葉を受けるSKaRDの面々。
冒頭からピリついた雰囲気。

目がどこを向いているのかわからないのがまたリアル。
この感じはZの終盤を思い出す。

僕らのスペクトラ

僕らのスペクトラ

「いくぞブレーザー!」


街にEMP攻撃を仕掛けるゲバルガ。
街中の人に影響が。

ゲバルガの生態を解析し、作戦を練るSKaRD

「チルソナイトスピア?」

ガラモン回との繋がりがここで生まれてくる。
ガラモンの破片からチルソナイトを抽出して槍状に成型するなんて…。
技術が凄すぎる。9話の要素がここで活きてくるのか。

そしてメガショット開発部のヒラノさんまで。
高初速電磁砲として転用されたメガショットならチルソナイトスピアが射出できる。
ここでは5話の要素まで引っ張ってくる。
ここは予想外だった。しっかり縦軸が効いてくるのがすごい。

「偉い人の根回しが効いてるんだろうなぁ。」


ロッカーの前でブレーザーストーンを見つめるゲント隊長。
やはり最近のブレーザーとの不和が気になる様。
ストーンをロッカーに置いて、任務へと出る。
ここでシンプルに今のゲント隊長の気持ちを表現しているのが良い。

「隊長は司令塔なんだから後ろで踏ん反り返ってるくらいがちょうどいいんです。」

隊長にしっかりと意見する女性陣。
エミ隊員がまくし立てるように言葉を並べているのに対して、アンリ隊員は横で優しく頷いている。
それぞれのキャラがしっかりと表されているのもわかる。

そしてここで1話の特機団まで登場。
こいつらもか!と観ていて嬉しくなる。1話はやはり記憶に残っているのでこの回収の仕方は素晴らしい。
ウルトラマンブレーザー、縦軸の使い方と見せ方もめちゃうまいやん!

過去の話をコミカルにしながらも準備を進めていく。
そんな中ゲント隊長の回想が。
ブレーザーとの出会いはやはり3年前??

作戦開始。

空気感がさながらエヴァのよう。もうこれヤシマ作戦みたいなもんでしょ。
ワンダバじゃなくてティンパニが印象的なあの曲だったら完全にエヴァ
怪我をしながら冷静に役割をこなすアンリ隊員がかっこいい。
ゲバルガへの攻撃の爆発も本物なので見応えがある。

「チルソナイトスピア発射!」

作戦成功か??
と思われたが目標は健在。
アースガロンが交戦を開始する。
しかし押されるアースガロン。
EMP発生器官を破壊したとて、かなり強いゲバルガ。
馬乗りになられるアースガロンを見て変身しようとするゲント隊長。
しかしストーンは置いてきてしまっている。
無謀にも突っ込もうとするが、歯が立たない。

「いこう。」

どこからともなくゲント隊長の声が聞こえる。
ブレーザーの意思を感じ取るゲント隊長。ブレーザー自身は話すわけではないが、ゲント隊長を守ろうとしていた記憶を感じ取っているよう。
ブレーザーの右手とゲント隊長の左手が握られる。

そして左手を前に突き出すゲント隊長。
そこへ現れるブレーザーブレス。

ストーンはロッカーを飛び出してゲント隊長の元へ。

「いくぞブレーザー。」

ブレーザー登場。
アースガロンからゲバルガを引き離し、そのままマウントポジションを取るものの、すぐに押し返されてしまう。
単純にフィジカルが強すぎる…。
丸まって転がる攻撃も電気を帯びてさらに強力に。
ゲバルガに刺さったチルソナイトスピアを掴むブレーザー。ゲント隊長の手には新たなストーンが。

そしてスピアがチルソナイトソードへと変わる。

剣持ちのポーズかっこよすぎ…。
雷を断ち切る剣。喜ぶブレーザー、かわいい。
チルソナイトソードの扱いもシンプルで良い。

トリガーを4回引っ張り、必殺技を繰り出すブレーザー
(あれは4回引いてたからライデンズフィニッシュでいいのかな?その前がイナズマスラッシュか?わからん。)

ゲバルガは真っ二つにされる。その間から振り返ったブレーザーの姿見えるのがとにかくかっこよすぎる。

セカンドウェイブ??ちょっと参謀長!セカンドウェイブってなんなの!!!

「もうちょっとお互いを知っていかないとな。」

ロッカールームの有り様をみるゲント隊長。
ロッカーだけでなく壁も突き破って飛んでくるあたりがなんともブレーザーくんらしい。
ウルトラマン なんだからそこはもう少しさらっと綺麗に魅せるとかできそうなもんなのに
ストーンに優しく微笑みかけて幕引き。


ニジカガチ回に続いて、2話構成となっていた11話と12話。ゲバルガという敵は変わらないものの前後編にしていなかったのにはブレーザーとゲント隊長との関係性を表すためなのではないかと思う。逃げることの選択からの一緒に立ち向かうことをシンプルに表現していたのが表題からもよくわかる。
今回特筆するべき点としては、やはり過去回からの要素を盛り込んできたところだろう。特機団、メガショット、そしてガラモンの破片からできたチルソナイト。
今までの要素を出しつつ、しっかりと前半戦のラストにふさわしい戦いに仕上げていたのはお見事。1話と同じようにほぼほぼ作戦会議と戦闘だけで話が構成されていたのもよかった。(物語の折り返しでも、後編という立ち位置だからこそできたことのようにも思える。)
次回からは後半戦。個人的に期待するところとしては、これから縦軸がどう動いていくのか。というところとゲント隊長の正体がいつどのようにバレるのか。というところだ。
特に正体バレはウルトラマンのシリーズにおいては特に重要な部分ではあるので、それがどう描かれるのかを楽しみにしていきたい。そして、地球に現出している怪獣たちに何らかの関係性があるのか。ブレーザーは一体何者なのか。気になるところはたくさんあるのでこれからも毎週楽しめそうだ。