やんしのきまぐれポート

しがないアラサーがつらつらと文章を書いていきます。

UNICITY vol.2 のお話。

2024年。
UNISON SQUARE GARDEN がバンド結成20周年を迎える。
この記念すべき年の最初を飾るのが

UNICITY vol.2

in 東京ガーデンシアター  2024/2/4

ついに!ついについに!今年はじめてのライブ!!!
いってきましたよ。

20周年イヤーとはいえ、年が明けてからこれだけ待たされるのはなかなか大変だった…(個人的には体調を崩すしたりなんだりと災難続きだったりもして。)

vol.1から9年、vol.1.5から8年とかなり間の空いたファンクラブライブ
15周年のB面ライブや、オンラインライブなど、ファンクラブ会員だけが参加できる催しはあったものの、こんなにも月日が流れたのね…。


場所はもはやお馴染みの東京ガーデンシアター。
ニゾンとしては実に11公演目。
本人たちもかなり気に入っているようだし、個人的にもとても好きな会場なのでこれからも通いたい。(自分も他バンドなど含めるとゆうに10回以上行っている。)


今回のUNICITY vol.2 はいつもとは違いツアー全日にイズミカワソラさんがゲスト出演する。
ファンにとっても、彼女は大切な存在であり、もはやユニゾンの一部と言っても過言ではない。
そんなソラさんを含めた4人での演奏はなんとも貴重なものだ。
15周年のトリビュートライブの際も感じたことだが、3人以外の人と一緒にステージに乗ってくれることがどれだけ貴重で素敵なことか…。



さて、ここからはセットリスト内の曲を載せつつ書いていく。




暗転し、会場が静寂に包まれる中、イズミカワソラさんが1人で入場し、「絵の具」を演奏。

聴き馴染みしかないこの曲だが、やはりライブで聴けると格別。斎藤くんがみんなの代弁をしてくれていたが、自分も心の中で叫んでしまった。     

「本物だぁーーー!!!」


そして斎藤くんだけが入場。
ハンドマイクを持ち、歌い始めた曲は…

「春が来てぼくら」

これはもう…ズル。こんなの沁みるに決まってるじゃないか。すごい良い曲がまた別の角度の良い曲になってしまうじゃないか…。思わず涙がこぼれてしまうほど素晴らしかった。
しかも、この日は2月4日。暦の上では立春なのだ。
春に向かって進んでいくこのツアーにふさわしい選曲だった。


そして次の曲。わたしはこの曲で涙腺が崩壊することになる。

harmonized finale

やられた。
いやいや、薄々わかってたよ?
なんたってわたしの席はアリーナ3列目の斎藤くん側。置かれているギターにカポが付いていることに。
カポ1でピアノがある曲…。
もう解は出ているようなもの。
on the seatやカレイドツアーでもこの曲に泣かされてきたけれど、今回は特にやばかった。こんなの聴かされて感情を動かされないなんて無理。

続いてはイズミカワソラさんがトリビュートしてくれた曲を一緒に披露。

ガリレオのショーケース」

もちろんソラさんverをベースに斎藤くんのボーカルも入ってきたりと今回だけのスペシャルver。序盤にしてかなりの盛り上がり。

一旦ソラさんが退場し、間髪入れずにセッション。そして始まったのが

「水と雨について」

舞洲の15周年記念ライブ以来の披露となったこの曲。
今日はこういう感じね。と観客に伝えるような先制ジャブ。ここ数年で好きになった人、絶対にわからんやろ??というのも構わずいれてくるのがファンクラブライブの醍醐味とも言える。

「RUNNERS HIGH REPRISE」

こちらもかなり久しぶりの披露。
決して速い曲ではないのだが、しっかり盛り上がるこの曲。個人的にはアウトロのドラムがすごく好き。曲と曲を繋ぐのにもいいし、ブロックのラストも務められるようないい曲だな。

そして今回ライブ初披露となった

「あまりに写実的な」

Ninth Peel next では披露されなかったこの曲が満を辞して登場。曲の立ち位置的にもこのファンクラブライブをはじめてにしたのは正解だったよね。おそらく彼らは最初からこのように考えていたのだろう。生で聴くとより複雑さや普段の曲とまた違った雰囲気や良さを感じることが出来る。(カポ5??貴雄さんの手数鬼じゃないか??情報量が多い…。)

「三月物語」

2月〜3月にかけてのこのツアーにまたピッタリな曲。
これもB面ツアー以来?今日は完全にこの感じか…とこの曲あたりでみんな悟っただろうな。
久しぶりに聴くとまたいい曲だと気付かされるな。

「mouth to mouth (sent you)」

これはLIVE in the houseやNormalツアーのラストで演奏されていたので、まだ割と最近なイメージ。この曲も今後はレア曲となっていくのだろうか。

「シグナルABC」

きましたド名曲。かのヒット曲。シュガーソングとビターステップのB面であり、その影に隠れがちな名曲。
2024年にまた everything〜♪ A〜B〜C〜♪ と歌えるなんて。最高。この曲歌詞も好き。
2A〜2Bの展開が本当に好き。
(これだけやけにベタ褒めですね←好きなのバレる)

ここでやっと小休止。
ここまででなんと10曲。
「ここまで水が飲めないのか。3曲目あたりで水のみたーってなってた。」と斎藤くん。


そしてお待ちかねの内輪ネタコーナー、カバー曲披露。
「ここにいるのが身内だからこそ出来るよね。」と斎藤くん談

まずは斎藤くん。

聴き馴染みのあるイントロからはじまったのが、

「オトナブルー」

さすがにこれは会場内の誰でも一度は聴いたことがあるだろう。アラフォー3人が本気で演奏するオトナブルー、この後数日耳から抜けなかった(笑)

続いては田淵。

「それじゃあバイバイ」

これは田淵と関わりのある先輩バンドの曲。
やるからには好きな曲を!ってのがめちゃくちゃ伝わってくる。彼の歌声ってすごく人を惹きつけるものが、あるし、これからも時々歌ってほしいな。

カバー曲最後は貴雄さん。

「強風オールバック」

まさかの世界初ドラムボーカル&リコーダー!!!
ガーデンシアター中から堪えきれない笑いが起きていた(笑)
さすがのセンスというべきか。おもろいし、なぜかかっこよくてスベッてない。最高の内輪ノリだけど最高がすぎた。


そして仕切り直しの

「スノウリバース」

ニゾンで冬らしい曲といえばここ。
またまたいつ聴けるかわからない曲をやってくれるのは嬉しいね。
実際ライブの次の日には関東でも雪が降るなんてことも⛄️

「いけないfool logic」

きました最新曲!
こういうところでぶっこんでくれるのはさすがセトリおじさん。
(いいぞ、もっとやれ。)
前回のライブハウスツアーで初披露だったが、まだライブで聴けていなかった人へのフォローも兼ねていたのだろう。
もうしっかり3人の曲だという感じがする。


「ナノサイズスカイウォーク」

ここでまたすぐさまB面に戻る!
一年以上ぶりのこの曲。個人的にはカレイドツアーがとにかく好きだったのでまた聴けて嬉しかった。
独特な世界観がクセになる。

「Micro Paradiso!」

B面曲の中でも特に支持者が多いイメージのこの曲。
ファンクラブライブのどこかアットホームな雰囲気にもぴったりだし、終盤に向けての推進剤としての機能も果たしていたように思う。
わたしとしてはこの曲のおかげでまた新しい推しが増えてしまうなど、また特別な感情があり…。

このままノンストップで始まったのが

「I wanna belive、夜を行く」

この日1番の盛り上がりだったと言っても過言ではないと思う。それほどの爆発力があるのがこの曲。自分も
まさにここがブチ上がった。
15周年もB面ツアー以降、ところどころで披露されていたが、ここ一年ほどは鳴りを潜めており…。
ここぞ!!!とばかりの披露。いやーまいった。
アウトロでオリオンのイントロを弾く斎藤くん。
やばい。感極まってしまう。
(あれ?これオリオンやらないの??)
とこのタイミングで思ってしまう。

そしてソラさん再登場。
ここぞとばかりにソラさんに感想を聞く斎藤くん。
ライブでたくさん喋る斎藤くんも久々だし、ましてやゲストとのおしゃべりまであるなんて…。たまにはこういうのもいいよね。

「mix juiceのいうとおり」

やっぱりユニゾンとソラさんが揃ったらこの曲だよね。
前回アルバムツアーのラストで披露されたこの曲。
もしかしたらやってくれないかも…という思いも吹っ飛ばしてくれる爽快感。

そしてあっというまに
「 ラストっ! 」
という斎藤くんのかけ声と共に

オリオンをなぞる

やっぱりこれだよね!!!
そりゃやるよね!!!よかった🙏🙏🙏
長いことユニゾンを聴いてきているけど、オリオンラストは意外にもはじめて。
とにかく熱い。素晴らしい。


アンコールはなく、「UNISON SQUARE GARDENの20周年が始まります!」という斎藤くんの言葉で終了。


以下セットリスト

UNICITY vol.2

1. 絵の具 (イズミカワソラ
2. 春が来てぼくら (Pf イズミカワソラ Vo 斎藤)
3. harmonized finale (w イズミカワソラ
4. ガリレオのショーケース           (Vo イズミカワソラver)
5. 水と雨について
6. RUNNERS HIGH REPRISE
7. あまりに写実的な
8. 三月物語
9. mouth to mouth(sent you)
10. シグナルABC
11. オトナブルー[新しい学校のリーダーズ]   (Vo 斎藤)
12. それじゃあバイバイ[SURFACE]      (Vo 田淵)
13. 強風オールバック [ゆこぴ]        (Vo and リコーダー 鈴木)
14. スノウリバース
15. いけないfool logic
16. ナノサイズスカイウォーク
17. Micro Paradiso!
18. I wanna belive 、夜を行く
19. mix juiceのいうとおり (w イズミカワソラ
20. オリオンをなぞる (w イズミカワソラ




ファンクラブライブらしく、B面をメインに据えてシングルは少なめでお遊びのカバー曲アリというセットリスト。
今の時点でのBeesideライブっぽさが色濃く出ていた気がする。
RUNNERS HIGH REPRISE→あまりに写実的な
スノウリバース→いけないfool logic
の様なまた新しい繋ぎが聴けたのもよかった。
ここ最近のライブでは、全くMCがないというのが当たり前になっていたが、今回は珍しく斎藤くんがたくさん喋っていたのもよかった。
ファンクラブの人しかいないといった空気感もまた独特というか、妙な内輪ノリ感が心地よい空間だったように思う。
立春の2月4日から始まり、春分の日の3月20日に終わったこのツアー。20周年と春の訪れを告げるものだったのだろう。

UNICITY vol.2 に行く前のお話。


2024年、現在わたしは飢えています。


だってライブがないのだから。
でもようやく…2月4日のライブを無事迎えることができそう。(やっと20周年イヤーが始まる…。)


今回はファンクラブライブ

「UNICITY vol.2」

について事前に語りたいことをつらつら書いていく。


前回のファンクラブライブから9年空いての今回のツアー。
厳密にはファンクラブ限定のオンラインライブが2日間開催されたこともあったが、かなり久しぶりな感じ。


全体尺はおそらく16曲+アンコール2曲くらいかな

そのうちカバーが1人1曲×3

ゲストのイズミカワソラさんを含めた曲がおそらく4〜6曲(正直ここの尺が1番読めない。)

他は3人だけの曲になるかなといった感じ。
聴きたいのたくさんあるけど、昨年のアルバムツアーでセトリ入りした曲とか、CITSツアーの曲は基本的にはあまり入らなそう。
でも昨年1回しか聴けてないからそろそろシャンデリア・ワルツも聴きたいし、喜怒哀楽とかDizzyとかマスターボリュームとかあったらいいなぁ。
フルカラーかプロconは入れてくれると信じてるよ田淵。

(今回は仰々しくセトリ予想はしないよ。)

前回のファンクラブライブとは最も違う点は、今回のツアーではイズミカワソラさんがゲストとして全ての公演に出演すると。

いつもの3人の音+ソラさんのピアノ
という構成になるため、ある程度演奏される曲が絞られるだろう。

オリオンをなぞる
いけないfool logic
Numbness like a ginger
クロスハート1号線

個人的な願望を含め、この辺はやりそう。
原曲にピアノがある曲だけではなく、あえてない曲も入れてきそうな気はしている。
mix juice やる?あのタイミングでやったってことは今回やらない気もするけど…


そして新曲について。
前回のUNICITYでは新アルバムの曲の中から、「オトノバ中間試験」が披露された。
今年は20周年イヤーであるが、現状新曲のリリース予定がなさそうなのでいきなりぶっこんできそうな気がしてならない。ないことも十分に考えられるが、前もって気持ちを準備しておかないとね。
(最近はライブでいきなり新曲やることはなくなったなぁ。)


とにかく20周年イヤー1発目のライブツアー、楽しみだ。

ツブコンにいってきた話。

TSUBURAYA CONVENTION 2023

通称「ツブコン」にいってきました!!!!

2年に一度の祭典として円谷プロが企画したこのイベント。2019年に初開催され、2021年はコロナ禍のため実地での開催はなく、実質的には4年ぶりの開催となった今回。

まずは開催初日の朝に行われた
オープニングセレモニー

入場時には特典として
「TSUBURAYA CONVENTION 2023 開催記念クリスタル(シリアルナンバー入り)」付き
が配布された。(むちゃくちゃ写真写り悪くてごめんなさい。)

いよいよオープニングセレモニーがはじまると、
ウルトラ6兄弟が登場。なんと新造スーツでマント付き。これはたまらない。

そして円谷プロの代表兼CEOの塚越氏の登壇。
今回のツブコンのメインテーマである

「空想の力」

について語る。

次はウルトラセブン55周年プロジェクト

森次晃嗣さんの登場に会場は拍手喝采
コンセプトムービーの完成版が公開され、撮影エピソードについても語られる。


続いては

空想特撮シリーズ『THE ORIGIN OF ULTRAMAN』(仮題)

の紹介。2024年から新たに展開される企画でウルトラマンをフューチャーしたドキュメンタリー映画を公開するというもの。製作中のインタビューの一部が公開され、ギレルモ・デル・トロ監督が映像で登場。(ここは割とざわめいていて面白かった笑)

空想特撮シリーズ ウルトラマン4Kディスカバリー

ウルトラマン」を4Kでリマスターし、テーマごとにピックアップされた話をまとめた映画が4本公開される。
ナレーションとして有名な石坂浩二さんの登壇。
映画の撮影についてと、ウルトラシリーズへの愛を語っていた。

HOLLY HOCK

会場がポカンとするほどなにも情報がなかった。
「女子高生vs.ウルトラマン
特報映像もほとんど情報がなく、なにが何やら…
新たな切り口で人間ドラマが見られるということで、少し期待をして続報を待ちたいと思う。


マーベル・コミックとのコラボレーションで刊行されているシリーズの続報。
『ザ・ライズ・オブ・ウルトラマン
『ザ・トライアルズ・オブ・ウルトラマン
『ザ・ミステリー・オブ・ウルトラセブン
という3つのシリーズに続く、2024年以降の新たな展開をPV映像と共に発表。2024年の出版を予定しているそう。
会場内が少し盛り上がっていたので期待している。順当に行けば次は帰ってきたウルトラマンか??

ウルトラマンカードゲーム

2024年夏に多言語版で全世界同時販売を予定しているカードゲームについての紹介。
どのようなものになるのか楽しみではあるが、カードゲームはなかなか売るのが難しいイメージがあるので過度に期待せずに待ちたいと思う。


そしてブレーザー蕨野友也さん、田口清隆監督が登壇し、劇場版ウルトラマンブレーザーの紹介。

待望の劇場版の公開が発表され、会場内も大盛り上がり。

ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突」

は2024.2.23公開

映画の撮影は本編撮影と並行して行われ、制作発表の頃には終えられていたとのこと。本編と映画の撮影が被っていた期間はかなり多忙だったことも語られていた。
蕨野さんは「自分たちの旅が終わろうとしているので、正直少し寂しい。」と語っていた。7月に始まったブレーザー、早くも終盤戦へと入り、劇場版もすぐに公開される。確かにまだまだな気もするが、寂しさを感じる。
田口監督曰く、「世の中怪獣映画はたくさんあるが、こんな怪獣映画でもいいんじゃないか?というものを作ってみました!」とのこと。
田口監督といえば、ウルトラマンXの劇場版も撮っているので、個人的にはかなり楽しみ。(劇場版を撮るのはオーブ以来?かなり久しぶりな気がする。)

続いては「かいじゅうのすみか」プロジェクト

作家の小森陽一さんが登壇し、塚越氏とトークをしていく。このかいじゅうのすみか、設定もかなり練られているようで、楽しみ。来年に小説を出版し、その後の構想もあるそう。今後の展開がかなり楽しみなものの一つだ。


次は(EXILE / FANTASTICS)として活躍する世界さんが登場し、ダンスパフォーマンスを披露。
『DARKNESS HEELS』プロジェクトと一環として「キャラだん」というアプリにキャラクターたちが登場していることや、そのプロデュースに世界さんが関わっていることなどが説明される。
そしてこのプロジェクトの新たな企画としてアニメ化が発表された。ウルトラマン好きでもある世界さんは声優として参加することを熱望。こちらも今後の動きが楽しみだ。


そして最後は今回の目玉と言える作品。

円谷プロNetflix共同製作のCGアニメーション長編映画ULTRAMAN: RISING』

シャノン・ティンドル監督、ジョン・アオシマ共同監督、主人公のサトウ・ケンの吹替を担当する山田裕貴が登壇。

作品の中身については詳しく語れない様子だったが、この作品に対する思い、ウルトラマンに対する思いをたっぷりと語られていた。
ギレルモ・デル・トロ監督から監督たちに向けてのメッセージもあり、シャノン監督はとても喜んでいる様子だった。(ギレルモ監督、あんたがウルトラマン撮ってくれてもええんやで…。)
監督2人は4年前のツブコンにも参加されていたようで、このオープニングセレモニーの後もいろんなプログラムやアクティビティに参加されていたので本当に好きなのが伺える。
山田裕貴といえばもはや日本では知らない人がいないと言っていいほどに売れっ子となった俳優。そんな彼が今度はウルトラマンだなんて…。ヒーローになりたかった自分、プロ野球選手の息子だった自分がプロ野球選手でウルトラマンの役を演じることになるとは…と自分の思いを口にしていた。

2024年中に配信が予定されている今作、Netflixでの配信ということで、全世界で注目されることを期待している。今回のオープニングセレモニーのトリに持ってくるなど、円谷プロとしてもかなりのビッグタイトルになりそうなので、楽しみに待ちたい。

ここまでオープニングセレモニーの内容をざっくりと紹介したが、所要時間は約2時間ほどだった、おそらく20分以上押していたようで、本来の時間尺としては90分ほどだったのだろうと思う。次の予定がある人も会場内にはたくさんおり、後半にはちらほらと途中退席をする人も見受けられた。
同じイベントの中で時間が被ってしまうのはどうにかならないものか。せめて大きなプログラム同士では時間が被らないような配慮は必要なのではないだろうか…。(1日目のこのタイミングだとウルトラマンセレブレーションに参加する人が途中退席していた様。)
そしてこのオープニングセレモニーはライブ配信がなく、現地で見られなかった人はニュースリリースなどで内容を知るしかなかった。
たくさんの情報が出るこれこそライブ配信するべきだったのではないか…ともわたしは思った。
(正直、これに関しては無料でライブ配信するくらいの気概はほしかったなぁと思う所。)




ここからは物販、ウルトラショットブースについて
東京ドームシティ プリズムホール内は以下のようになっていた。


ウルトラマンデパートとそれ以外のブースで入り口と待機列が分かれており、ウルトラマンデパートの出口からコレクションゾーンに移れるといった感じ。
1日目はとにかく待機列が長く、ウルトラマンデパートに関しては外まで長蛇の列が出来ていた。2日目に関しては悪天候もあってか午後には待機列もなくなり、混雑していた様子もなかった。(そのかわり売り切れ等は多数あったが。)
コレクションゾーン入場列から入ると新商品の展示がされているケースがある。
中でも最後にあったS.H.figuarts真骨彫のウルトラマンガイアV2の展示は一際輝いていた。

ウルトラショット、ゲスト撮影、サイン会のブースの前に少し空きスペースがあるが、待機している人で賑わっていた。いずれも当日券というものはほとんどなく、事前に購入していなければ参加はできなかった。ウルトラショットに関しては優先撮影券としてチケットを売りだしていたが、意味合いとしてはショットのチケットそのものになっていた印象。ウルトラショットのグッズ販売コーナーでは出てきたヒーロー、キャラクターたちのショットがどんどんと張り出されていき、2日目が終わる頃にはかなりの数になっていた。レアなキャラや組み合わせも多数あったので、買っていた人も多かった。

コレクションゾーンでは多数のブースがあり、アパレルやフィギュアなど、たくさんのグッズが売られていた。ウルトラマンデパートにある商品と違い、この日に買わなければ入手が難しいものや、よりマニアックなものがあり、賑わっていた。サイン会やコミッションを行なうブースもあって、これこそコンベンションだ!というような雰囲気も感じられた。


そしてわたしが1番語りたかったのがこちら。

NEW GENERATION THE LIVE スターズ編 TSUBURAYA CONVENTION 2023 SPECIAL STAGE


当初はこちらも配信で観る予定だったが、ご縁があり現地で観られることに。
ニュージェネの主人公たちが(ほぼ)全員集合するとあって、見逃せないプログラム。この演目も今回限りのものとあって特別なショーとなっていた。

肝心な内容だが、これがまたびっくり。ニュージェネが集結するのだからみんなが入り乱れた話が展開されると思いきや、エディオムの語りから始まったのがジード編。そしてゼロ編へと続く。この後休憩が入り、タイガ編、ニュージェネスターズ編と一気に進んでいく。
まさかのスターズ編を続けていくスタイルに最初は動揺してしまう。

しかし、今年上演された
NEW GENERATION THE LIVE スターズ編
ではトリガー編とデッカー編が上演され、

夏のサマーフェスティバルでは
NEW GENERATINO THE LIVE
スターズ編 〜新世代の戦士たち
ウルトラマンブレーザー編 〜新たなる光

ウルトラマンブレーザー編 〜巡る願い星 SIDE ブレーザー
スターズ編 〜巡る願い星 SIDE スターズ

が上演された。ウルサマのスターズ編は実質ゼット編のため、最新から遡ることを考えると、今回のタイガ編、ジード/ゼロ編は順当とも言える。
(大きな声では言えないが、俳優さんたちの負担を考えてもこのくらいの構成じゃないとあれだけの人数を呼ぶことは出来なかったのではないかと思う。特にケンゴとカナタとゲント隊長。)


ここからは各セクションごとに。

まずはジード編。

序盤からゼナ先輩とフィリップが登場するサプライズからの濱田龍臣さん演じるリクの登場。
これで盛り上がらないはずがない。
今のジードの物語としてもしっかりと作られており、リクの成長や覚悟を感じられるところがとてもよかった。
(リクは本当によく成長したと思う…。)
そしてジード編にはみんな大好きゼットさんも登場。ゼットを助けてくれたジードにお返しをする形で助太刀してくれるの最高すぎないか。そしてお決まりのご唱和もあり、会場の盛り上げにも一役買ってくれるゼットさん。ジードの名前もご唱和してウルティメイトファイナルにする展開もベタだけど熱くていい。(生で観ると武器デカくない?でかいよね?画面で観てもでかいけど。)
復活したベリアルに対して、「あなたとは一緒には行けない。」と語るリクに確かな成長と変わらぬ優しさを感じて思わず泣かされてしまう。
そしてトドメの必殺技5連発。これが最高だった。
レッキングバースト!
ストライクブースト!
アトモスインパクト!
ビッグバスタウェイ!
レッキングノバ!!!

(細かいけれど、ちゃんと武器を使った技は使っていないことに愛を感じる。)

GEEDの証を序盤に使ってしまったけど、フュージョンライズ‼︎をはじめとしたショーで使われてきた曲を全て使ってくれたのもよかった。
そして怪獣探偵…円谷の祭典でこんなところまで回収してくれるなんて…最高すぎないか…。

次はゼロ編 すすめ銀河の果てまでも

これは2012年のウルフェスで上演されていたものの実質的な再演。(リメイク?に近いような気もするけど。)
セブンの登場で幕を開け、
「俺たちもいるぜ‼︎」
とゼロ、ダイナ、コスモスが登場し、一気にサーガで怪獣たちを蹴散らしていく。
(いやいやいやいやいやいや。待って??とここでなったよわたしは。いや、てっきり出るのはニュージェネだけだと思ってました…。この時点でもうボロ泣きで限界でした…。)
アヤリお姉さんが話に参加するのもいいよね。ウルトラマンサーガの後日談ってだけで最高なんや…。ウルティメイトイージスやストロングコロナゼロとルナミラクルゼロも観られて本当に万々歳でした。まさかこのショーでセブン、ゼロ、ダイナ、コスモスの並びが観られるなんて思ってもいなかったから、もういてくれるだけで最高。ありがとう。

一旦休憩が入り、ここで落ち着く。(この後とんでもないものが待ち受けていることにまだ知る由もなく…。)

タイガ編 復活のトレギア

感動的な別れから時間が経ったヒロユキとトライスクワッド。
タイガとヒロユキの語りから始まるだけでもう感動。
トレギアの復活の媒体にされるヒロユキ。
トレギアにバディゴーさせられてしまうヒロユキ。
トレギアをぶん殴るヒロユキ。
トレギアに啖呵を切るヒロユキ。
まさにウルトラマンなヒロユキ。
そんなヒロユキの元へタイガ、タイタス、フーマが駆けつける。
再びタイガスパークをヒロユキへ渡すタイガ。
タイガが付けてくれるのやばい。こんなん涙腺崩壊する。4人でのバディゴー‼︎最高!
スワローバレット‼︎使ってくれたー!!この技大好き。
しっかりタイタスとフーマにも出番あり。それぞれのキャラソンをバックにしっかりと魅せてくれるのはもう愛しかない。たいせつなたからもの…Go future…ヒトツボシ…もう泣かせるやん。泣かせる気しかないやん。

ヒロユキを再び演じてくれた井上くん。アクションも演技も最高だった。まさに熱演。本当にありがとう。また出てくれて本当によかった。

ジョーニアスとタロウもサプライズ枠としてしっかり活躍してくれたのも最高👏(2人がいるだけでお値段以上の価値だよ。いや、安すぎね?)

トレギアは相変わらずねちっこすぎ。
スピード違反で捕まったホマレ先輩笑ったなぁ🤣

最後はニュージェネヒーローズ編。

怪獣たちが出現し、暗転して幕が開くとニュージェネのヒーローたちが勢揃い。
ヒカル、ショウ、大地、リク、レイト、カツミ、イサミ、アサヒ、ヒロユキ、ケンゴ、カナタ、ゲント隊長。

残念ながらガイさんとハルキは不在だが、これだけのヒーローたちが一同に介して横並びで変身するのは圧巻の一言。ウルトラマンたちが登場し、勢揃いしたかと思いきや鳴り響くオーブニカのメロディ。オーブとゼットも登場して、本当の勢揃い。
そこからは各ウルトラマンの紹介とアクション。
キメの必殺技は再び変身者が集合して一緒に光線ポーズ。
ウルトラマンと一緒に並び立つ姿はもう感動を超えて込み上げてくるものがある。
記念撮影の後、各キャストからの挨拶もあり、会場中が暖かい雰囲気のまま幕を閉じた。


2日間大盛況だったツブコン。
私が書いた以外にも様々プログラムがあり、
楽しめるものがたくさんあった。円谷プロのコンテンツのみでこれだけのイベントが出来るのだから、しばらく安泰だなと思わせてくれるし、どんどんイベントの規模が大きくなってくれたら嬉しいなと思う。東京ドームシティ全てを巻き込んでくれてもいいし、幕張メッセでやってくれたっていいし、もっともっと大規模になってくれることを願っている。
次は2年後、2025年。また行きたい。

ウルトラマンブレーザー 「光と炎」感想のお話。

倒したはずのイルーゴが複数体出現。防衛隊が調査を進めていると、地下からアースガロンをも凌駕する巨大な怪獣が現れる。
エミは、父の研究仲間の西崎と接触。3年前の爆発事故の詳細について真実を告げられる。単独向かった第66実験施設でエミが見たものとは…

僕らのスペクトラ

僕らのスペクトラ

「光と炎」


18話から繋がる話となる19話。
巨大なブルードゲバルガが現出し、SKaRDの面々、ブレーザーを追い詰める。

V99の謎の解明や防衛隊上層部の動きなどの縦軸を動かしつつ、ブレーザーの強化回となった今回。
ブルードゲバルガとの戦闘が中心ではあるが、どれもが説明不足、描写不足感が否めない…(尺が足りていないのか、今後に活かすためにあえてこうしているのか…。詰め込みすぎな印象。)


突然姿を現すファードラン。
手こずるブレーザーの元へと駆けつける。
元いた所では相棒的な立ち位置だったのか?
ブレーザーのファードランアーマーが本来の姿に1番近い的な??

チルソナイトソードを持ってのグングンカットも、ファードランアーマーになってからのグングンカットも新しいものになっていてよかった。
チルソナイトソードが雷属性の攻撃だったので、チルソファードランサーでの炎属性の攻撃がまた新鮮みがある。

エミ隊員の父親はなんだったんだ?幻影ってわけでもなさそうだし…。
強敵を倒して大団円!真相も解明!!とはならず、後味すっきりともいかないあたり、ウルトラマンブレーザーという作品のシビアさも感じさせてくれる。

ウルトラマンブレーザー 「そびえ立つ恐怖」感想のお話。

地面を突き破って現れた怪獣、イルーゴ。その口から吐かれた気体は人体を蝕んでいく。
司令部からイルーゴの調査を止められ、待機を命じられたスカード。エミはサード・ウェイブの可能性があると考え、第66実験施設とともに独自に調査を進める。一方、防衛隊は自走レーザー砲でイルーゴを切断する作戦に出る。


僕らのスペクトラ

僕らのスペクトラ

「そびえ立つ恐怖」


今回もまたゲント一家回。
ゲント隊長は特殊部隊の隊長をやりながら、父親でもあり、ウルトラマンでもある。多忙すぎる…。彼の苦労も伺える。
息子のジュンがある意味パパの正体に気づいてしまうところもなんだかあっさりしながらも彼でないと気づかない部分があり、2人の繋がりをしっかりかかれているのもポイントが高い。

冒頭から登場した怪獣、イルーゴ。
ゲバルガの幼体であり、有害なガスを放出するというのだからこれまた厄介なやつ。
顔が上下で対象になっているのが不気味で良い。(ソフビではコストの都合か塗装が省略されているのでちょっと残念。造形が練られているだけに。)

そしてゲバルガの再登場。
今度はオレンジに近い赤?差し色に青があるから以前登場したものとカラーが真逆。
(個人的にはもっと茶色っぽくするとか深紅みたいな色合いだったらもっとカッコよくなったのでは…と思う。これもソフビの色が…☜しつこい)

なんかめちゃくちゃ見覚えのある機体が出てきたような…。

今回のブレーザーの活躍はなんといってもチルソナイトソードの汎用性の高さ。チルソナイトソードの電撃でプラズマを発生させて空気を浄化するというブレーザープラズマクラスター

アースガロンを巨大な空気清浄機にするといった発想も面白かったが、これまたうまい。一本取られた。雷属性の剣ということを上手に描いていていい。
次回以降のことを考えるとここで見せておくのがベストな選択だったのだろう。
アースガロンもかっこよくイルーゴ一体殲滅したわけだし、評価されるよね??撃退とみなしていいよね??
がんばれアースガロン!

そういえば挿入歌ありましたね。
ショーでは聴いていたけれど、たぶん本編でははじめて。

IGNITION

IGNITION

だんだんと縦軸が進み、いよいよ次回は待ちに待ったブレーザーの強化回。ここからどう盛り上げて最終決戦に持っていくのか非常に楽しみだ。

ウルトラマンブレーザー 「さすらいのザンギル」感想のお話。

過去に撃退した怪獣が、人や物をすり抜けて彷徨い歩く事案が立て続けに起こる。現場には必ず謎の男が現れ、大きな剣で怪獣を消し去っている。
この原因を探るためゲントが怪獣出現予想ポイントに先回りすると、謎の男・宇宙侍ザンギルが現れ、ゲントと話がしたいという。ゲントは、ザンギルから彼の秘密について知ることになるが…


僕らのスペクトラ

僕らのスペクトラ

「さすらいのザンギル」

今回はザンギルという新しい宇宙人の回。
ウルトラシリーズらしい雰囲気に包まれたなんとも趣深い話。
ザンギルを演じるのは特撮好きならゆかりのある唐橋充さん。彼の持つ独特の雰囲気は人を惹きつける魅力がある。そんな良さが今回のザンギルのキャラにも活きていたのではないだろうか。

ザンギルのビジュアルはなかなかにシンプルでストレート。(頭の角もしっかり使うんかい!!とは思ったが笑)
チルソナイトソードを持つブレーザーとの並びたちもカッコよく、2人で怪獣を討伐する描が映えていた。
思念体⁈を刺す2人の最後のカットは特によかった。

今回は幽霊(怨念?)を成仏させるという名の再生怪獣回。
倒されてしまった怪獣たちがまた見られるというのも良いものだね。

1番目立っていたのは話の後半に出てきたニジカガチ。
序盤の強敵とあってここでも好待遇。(いちおう怨念体という体らしいがかっこいいので何度出てきたって🆗)ニジカガチ回は前後編とも都市部ではなかったので、今回の都市部での戦闘はまた変わり映えしていてよかった。
人助けをしながら登場するブレーザー、そしてすぐさまレインボー光輪を放つ出し惜しみのなさが好き。
簡単には倒されないニジカガチは以前はあまり使われる機会に恵まれなかった尾先の剣を使っての戦闘。
ただの再登場ではなく、やりきれなかったこともしっかり見せてくれるのは素晴らしい。
ブレーザーのチルソナイトソード逆手持ちや峰打ちもキャラクター性や武器の特性までも活かせていてさすがとしか言えない…。

次回からはいよいよ終盤戦に入っていくような空気が。
そろそろスパイラルバレードがみたいなぁ。

ウルトラマンブレーザー 「恐怖は地底より」感想のお話。

大きな穴を覗き込んだ人々がみな錯乱状態になってしまう事象が発生。その調査のさなか、テルアキ、アンリ、ヤスノブまでもがその餌食になってしまう。
アースガロンに単身搭乗したエミは、AI対話システム「EGOISS(イーゴイス)」とともに、怪獣モグージョンとの戦いに挑むことになる。

僕らのスペクトラ

僕らのスペクトラ

「恐怖は地底より」


地底を覗くと見えるその人の恐れているものが見える。
という描写。

ライバッサー
M1号
バラバ
タッコング
色々な過去怪獣が出てくるのが面白い。

SKaRD隊員の苦手なものも明らかとなり、
テルアキ副隊長はおはぎ…笑
ヤスノブ隊員はカナン星人
アンリ隊員はタガヌラー
ゲント隊長は壊れたアースガロン
エミ隊員は自分

それぞれのキャラクター性やバックボーンをしっかり表しているのがわかるし、こういったエピソードって大体面白い。
特殊な訓練を受けているゲント隊長とエミ隊員に関しては、現場でなんとか持ち堪えて病院送りにされてないのも脚本の都合とはいえしっかり考えられていると思える。


今回の怪獣、モグージョンは手から光を発して対象の苦手な物の幻覚を見せるという能力。人間をも捕食対象という意外と恐ろしい怪獣。

見た目とは裏腹になかなかに恐ろしいモグージョンだが、実際にアースガロンやブレーザーと対峙してもなかなかの強敵。
レインボー光輪を簡単に返してしまったり、腕を伸ばしたり、頭をノコギリのように回転させたりとフィジカルが強いだけでなくバラエティに飛んだ能力。
(これをアドバンスでソフビ化してほしかったが、さすがに厳しいか…。)


イーゴイスを搭載し、喋れるようになるアーくん。
エミ隊員をアースガロンに搭乗させるという特殊イベントをも同時にこなすなんて…。(ヘルメットかぶってアースガロンに乗るエミ隊員かわいくないかい??)

今まであまり内面が見えてこなかったエミ隊員。
一時は不穏な雰囲気も見せていたが、ここにきてしっかりとSKaRDの面々との絆を感じるエピソードを入れてくれるのはとても良かった。彼女の人間らしさを見せつつ、巨大化した女性隊員が出てくるのはこれって…。
(シンウルトラマンでもその描写があるので見覚えのある人も多いはず。)
田口監督はウルトラマンオマージュが多いなぁ。
今話の監督、辻本監督の妙技も光る。
特撮とアクションは堅実で素晴らしく、もはや定番となった辻本アングルもしっかりと見せてくれる。


ブレーザーがピンチの中、幻覚を振り切ったエミ隊員が助ける。
目を閉じるブレーザー(目の光が消える)
「見えるものだけ信じるな…。」
ブレーザーが実践しているように思える。

放映作品内ではあまり見かけないが、ショーでは目やカラータイマーの点灯を演出として効果的に使っていることが多い。今回はそれがTVシリーズ本編で見られたのが個人的にはとてもよかった。
今話は個人回で掘り下げをするのではなく、SKaRD全体の回となっており、モグージョンの魅力もかなり引き出せていたのではないかと思う。

TOUR Ninth Peel next にいってきたお話。

TOUR "Ninth Peel" next

in CLUB CITTA, いってきました!!!

待ちに待ったNinth Peel ツアー2本目。
今回はライブハウスでのツアーとなり、1本目のツアーとどのように変化しているかが1番の見所。

1本目のツアーについてはこちら↓
https://yanshi-oliveofficial.hatenadiary.com/entry/20230423/1682260431


ライブの日直前に出した私のセトリ予想についてはこちら⇩
https://yanshi-oliveofficial.hatenadiary.com/entry/20231030/1698663354


(セトリ自体はめちゃくちゃ外しているけれど、ピックアップした曲は割と的を得ていたかも。)




ここからはセットリストを公開しての記事になるので、嫌な方はブラウザバックをお願いします。
セトリバレOKだよ!もう行ってきたよ!という方はぜひお付き合いください。















UNISON SQUARE GARDEN

TOUR Ninth Peel next セットリスト



スカースデイル
天国と地獄
恋する惑星
BUSTER DICE MISERY
23:25
kaleido proud fiesta
ドラムソロ〜セッション
ここであったがけもの道
アンチ・トレンディ・クラブ
きみのもとへ
いけないfool logic
カオスが極まる
もう君に会えない
夏影テールライト
セッション
ミレニアムハッピー・チェーンソーエッヂ
世界はファンシー
フレーズボトル・バイバイ
スペースシャトル・ララバイ
Invisible Sensation

En
ライドオンタイム
mix juice のいうとおり




アンコール含め全20曲。ライブの所要時間はピッタリ90分だった。
今回もMCというMCはなく、斎藤くんが喋るのも必要最低限。短い時間でもしっかりと満足感があるライブをしてくれるのがユニゾンの持ち味。「無駄がない。」という言葉がよく似合う。
全体のブロック分けは前回の1本目のツアーの構成とよく似ており、
スカースデイル〜kaleido が1ブロック
ここであったが〜カオス が2ブロック
もう君に、夏影 が3ブロック
ミレニアム〜Invisible が4ブロック
そしてアンコール
という構成。

1ブロック目の滑り出しの満足度もさることながら、中盤の盛り込み具合も素晴らしく、最後のたたみかけも圧巻。長いようであっという間に過ぎていく感覚は前回ツアー以上かもしれない。
1周目のホールツアーと変わり、今回はライブハウスツアー。3人との近さや音の圧など、まだ違ったサウンドや雰囲気を楽しめた。


ここからは流れで一曲づつ詳しく書いていく。

絵の具が止まり、斎藤くんのアカペラからはじまる。

スカースデイル

1本目のツアーや昨年のカレイドツアーの頭と同じような静かにはじまりながらも驚かされる1曲目。
「 1.2.3 僕の声を初めて君がキャッチした 」
Ninth Peel museumのライブ映像はここへの複線だったのかも知れない…。

そして一気にフロアのボルテージが上がる2曲目。

天国と地獄

観客の熱を高めるにはもってこいの曲。個人的には昨年の緑黄色社会との対バンライブ以来に聴けたのでまぁ、熱いのなんの。
「 キリがないので とりあえず成り行きに Let's stay around 」
ここからカオスか?と思いきや

恋する惑星

こっちできたか!!!となったのは自分だけでないはず。
前の曲との高低差で脳がやられてまう。こういった曲の振れ幅があるのもやっぱりこのバンドの魅力。前回はラストだったが、今回は序盤での披露ということでまた味わいが違うのも面白いところ。
「 君と同じ世界に居たい まだまだ光っていたいのだ! 」

BUSTER DICE MISERY

まーたびっくり枠挟んできたな!!!マジでどういう風に考えればこういう高低差があるセトリ組めるんや…。この曲もかなり久々の披露。
「 オブジェクションは声にならない なんてあんまりな罰 」
ここから止まることなく

23:25

きた!これよこれこれ!会場の熱が一曲ごとに上がっているのを肌で感じられる。やっぱりライブ映えするよねこの曲も。
「 今握り締めて走り出せば空も飛べるようなお年頃ですもの 」
そして息を吐く間も無く

kaleido proud fiesta

!!!???!!!!!!!!!!??????!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?!!?????? やばすぎる…いやいや、やばすぎるよ。だって、23:25からそのままカレイドやるんだよ???

意味がわからんすぎてここで一回思考が止まる。
斎藤くんカポなしでのカレイドをさらいなおしたんですか…。本当にやばすぎる。これはこれからの可能性も広げる大きな一歩、一曲。UNISON SQUARE GARDEN は20周年を迎えようとしている今でも進化が止まらない。
バンドとしてもまた新たな転換点を見た気がした。
「 かくしてまたストーリーがはじまる 」

ひと息ついてドラムソロがはじまり、そのまま流れるようにセッションへ。ん??これはなんだ?MIDNIGIT?いや違う…うん??

ここであったがけもの道

おおおおおお!!!またきましたびっくり枠。まさかここでB面持ってきますかね田淵さん。この曲誰が予想したよ…。

\成敗成敗‼︎/

出来るの楽しいよね。またやりたい。
「 君が信じるまでずっと 冗談を交えながらもっと 」

アンチ・トレンディ・クラブ

少しも休む時を与えてくれないのがユニゾン
「 本当に…本当に?そのスイッチいれたら 君のことも忘れちゃわないか? 」
前回ツアーと似た立ち位置だが、ここから繋がるのは…???

きみのもとへ

いやあああああああああああああああああうわあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!

本当にフロアで叫んでしまいました。周りの皆さん本当にすみません…。だって一番好きな曲なんや。仕方ないよな??記憶に新しいのはLIVE in the house での披露で、最近はめっきりやる機会がなかったのでとにかく嬉しい。この曲も名曲なんだよ…。
「 君がいない世界ではきっと 明日も明後日も泣いているよ 」
「新曲‼︎」と斎藤くんが発する。ということは???

いけないfool logic

この流れで新曲持ってくるのはズルすぎる…。一番好きな曲からどハマりしている新曲に繋げられるなんでもう…私は完全にやられてしまいました…。斎藤くんのヘェイ‼︎からしか摂れない栄養がきっとあります…。
「 最後に笑うのは僕らだろう 」

カオスが極まる

ここで終わらずにダメ押ししてくるのがセトリおじさんですよね。全員ブチあげ案件ですよこれ。この日1番の高低差かつブチあげポイントだと言っても過言ではない。この曲も一年でかなり成長した曲になった。
「 だから前例になく超気持ち良い 君はどうだ? 」

一時の休息。会場全体が静けさに包まれる。

もう君に会えない

セッションから入ることもなく、斎藤くんの声をまっすぐ届けていくスタイル。照明も暗いままでこの曲の儚さを表しているようだった。心なしか田淵が涙目に見えた気が。受け手によってもこの曲の意味はすごく変わってくるものだと思うし、歌詞のような経験をしているかしていないかも大きい要素になりえそう。彼らがどういう思いでこの曲を作り上げたのか、真意までは見えてこないが、ライブで聴いたことで単なるアルバムの中の一曲だという立ち位置ではないような雰囲気は十分に感じることが出来た。
「 どんな季節にも君を思い出す 」
そこからの流れでしっとりと始まる

夏影テールライト

これも8枚目のアルバムツアー以降はほとんど披露されていなかったので久々な感覚。
複雑かつ情緒的なこの曲はこの時期にも合うし、前の曲との親和性も高い。
「 君の声を聞いて始まる この季節を好きでいたい 」
つかの間の休息の後、すぐにセッションがはじまる。セッションだけで2時間いけるくね?と思うほどかっこいい。いけるよ。
会場のボルテージをすぐに上げたところで

ミレニアムハッピー・チェーンソーエッヂ

前回ツアーでは序盤で演奏されたこの曲だが、今回はラストのブロックのトップバッターという役割。グッズでTシャツも出ていたし、そりゃやるよね‼︎って感じ。これからもどんどん使っていってほしい曲の一つ。
「 夢のインフレは止まってくれない 」 
バチっと決まるサウンドからシームレスに次の曲へ

世界はファンシー

8枚目のアルバムからこの曲が!!!確かにグッズのTシャツのアライグマさん✌️してるもんね。
ハッピー✌️😎✌️
やっぱりこの曲も盛り上がるよね。みんなそろそろ疲れている…と思いきや動かざるを得ないのよ。
「 どうせ一聴じゃ読み解けないから 」
そして長めのイントロ。CD音源よりも長い…これは…

フレーズボトル・バイバイ

\フレーズ!!/ \ボトル!!/ \バイバイ!!/
あまりに急に投げられたので思いっきり叫べず…今回それだけが心残り…。
「 忘れられない今日になった! 」
ここから繋がるのは…???

スペースシャトル・ララバイ

きました!!!アルバムリピート再生繋ぎ!
フレーズボトルから繋ぐならやっぱりこれだよねとばかりにやられるとこっちも上がらないわけがない。事実ここで終盤感がかなりあったのでフロアも全開。
1番頭かラストな気がしていたので個人的にはここでの立ち位置にも少し驚いた。
「 ありがとう 君を乗せて地球は今日も回るんだよ 」
トップスピードのまま、ラストっ!

Invisible Sensation

名盤7枚目からの刺客がここで来ました!!!
7枚目アルバムツアーでも、8枚目アルバムツアーでも演奏されていたこの曲だが、今回は満を辞して本編ラストを飾ることとなる。昨年の2つのツアーや今年のフェス出演では10%がかなり目立っていたので、ここでこの曲を持ってこられるのも熱い。スペースシャトル・ララバイで終わらずにこの曲で締めてくれるのも流石。
「 だから、生きてほしい! 」

休む間も無くすぐさまアンコール。

ライドオンタイム

ニゾンのザ・アンコール曲のひとつ。
宇宙関係の曲が目立つ今回のセトリに花を添えるにこの曲はベストと言えるだろう。あと、シンプルに上がる。みんな打ち上がっちゃうぜ。
「 ほら、世界は絶対に どうしようもないはずの僕と君を スタートラインで待っている 」

mix juice のいうとおり

最高の締めですよ…。個人的には来年のFCツアーまで取っておくと思っていたので単純に驚いた。(イズミカワソラさんがゲストでいらっしゃるし。)恋する惑星やいけないfool logic の先輩的な立ち位置の曲の一つにこれもあると思うので、文脈を感じてしまう。これも最後の締めにふさわしい曲だ。

「 一聴ではわからないならそれこそが贅沢な暇つぶしって思いはしないかしら 」




総括

蓋を開けてみれば1周目のツアーから新アルバムの一部を除いてほとんどが入れ替わったセットリスト。
どちらのツアーでも演奏されたのは
スペースシャトル・ララバイ
恋する惑星
ミレニアムハッピー・チェーンソーエッヂ
カオスが極まる
アンチ・トレンディ・クラブ
kaleido proud fiesta

の6曲のみであとは総入れ替えなのだから恐れ入った…。てっきり半分ほどは1周目の曲をやると思っていたので単純にそこへの驚きと感動があった。やっぱりこのバンドは恐ろしい…。(MMM〜MMMenもカレイド〜ficもそんな感じだっただけに驚かざるを得ないというか…。短期間でたくさんの曲をライブで聴かせてくれたのだからとにかく嬉しいよね。)
9枚目の新アルバムから今回、
もう君に会えない
フレーズボトル・バイバイ
の2曲が新たにセットリスト入り。
1周目では披露されなかったので、ここできっちりとカバーされる。どちらも立ち位置としてはおいしい部分に、いたので、この2曲をどこに置くかを決めた上でセットリストを決めていったのかな?などとも考えられた。
(フレーズボトルに関してはグッズも出ていたし、やらないわけはないよね笑)



毎回のツアーで思うことではあるが、序盤で飛ばしすぎて後半大丈夫か?となる。しかし、中盤や後半戦でもしっかりとそれ以上のものを聴かせてくれるので杞憂だったと振り返って思うのだ。
その中で単純にアルバム曲を並べるわけでなく、過去の曲と新しい曲とを組み合わせて新たな魅力を引き出してしまうのだからすごい。何度も言っていることだが、過去の曲ほぼ全てが手札としていまだに使えるのはユニゾンのバンドとして特異かつ秀でている部分とも言えよう。
2011年のJET CO.の23:25から2022年のkaleido proud fiesta に繋がるようなセットリストを組むのは彼らくらいではないだろうか。
田淵がツアー直前の出したブログで「新しい曲もいいけれど、古い曲も当たり前のようにやりたい。」というようなことを書いていた。ライブに行く人たちの中で昔の曲が聴きたい人も当然いるわけで、新しい曲もまた需要は間違いなくある。
それに応えるようにか否か、彼らはあのようなライブを魅せてくれる。曲の並びであったり、ライブならではの音、アレンジ、そう言ったものを聴きたいから私たちはライブに足を運ぶのだ。

今回のツアーで印象的な歌詞はやはり"君"である。ユニゾンの曲の中では、"あなた"という二人称もよく出てくるが、それ以上に多いのが"君"なのだ。
(だいたいそうだろ?ってツッコミはなしで。)
このツアーのセットリストの曲の中でも、20曲のうち12曲に"君" という歌詞がある。「もう君に会えない」が今回の中心に添えられる曲として考えると、"君"という言葉にフォーカスを当てるのは自然とも言えよう。それにしても「きみのもとへ」も入れてくるのはどストレートで驚いた。(前回ツアーのCity peel 〜静謐甘美 のような直球で勝負をしているような感じ。)

次は全体のイメージ的な部分。
1周目のツアーを端的に表現するのであれば、「狂気とロマンス」(映画的にいうとララランドとマッドマックスかな。)
2周目のツアーは「出会いと別れ、そしてこれから。」
という感じに私は捉えられた。(こっちは映画的にいうと恋愛ものと冒険もの。具体的にはあげないけど。)
変にセットリストの意味を考えるのも野暮な気もするが、それぞれの並びにしっかりと考えや気持ちが込められていることは間違いだろう。(本人はきっと口にしたり解説したりすることはないが。)
君と僕、あなたと僕、2人の対話や関係を感じられるような曲が並んだこのツアー。特に中盤はそれが色濃く出ている。単純な曲の並びの気持ちよさだけでなく、物語性を読み解いていくのもまた違った捉え方が出来て楽しい。

今までのアルバムツアーとはまた違った次元に突入した
Ninth Peel next 3人はどこまで進化して突っ走っていくのか。20周年イヤーにどんなものを聴かせてくれるのか、魅せてくれるのかが今からとても楽しみだ。

また行くよ。