やんしのきまぐれポート

しがないアラサーがつらつらと文章を書いていきます。

UNICITY vol.2 のお話。

2024年。
UNISON SQUARE GARDEN がバンド結成20周年を迎える。
この記念すべき年の最初を飾るのが

UNICITY vol.2

in 東京ガーデンシアター  2024/2/4

ついに!ついについに!今年はじめてのライブ!!!
いってきましたよ。

20周年イヤーとはいえ、年が明けてからこれだけ待たされるのはなかなか大変だった…(個人的には体調を崩すしたりなんだりと災難続きだったりもして。)

vol.1から9年、vol.1.5から8年とかなり間の空いたファンクラブライブ
15周年のB面ライブや、オンラインライブなど、ファンクラブ会員だけが参加できる催しはあったものの、こんなにも月日が流れたのね…。


場所はもはやお馴染みの東京ガーデンシアター。
ニゾンとしては実に11公演目。
本人たちもかなり気に入っているようだし、個人的にもとても好きな会場なのでこれからも通いたい。(自分も他バンドなど含めるとゆうに10回以上行っている。)


今回のUNICITY vol.2 はいつもとは違いツアー全日にイズミカワソラさんがゲスト出演する。
ファンにとっても、彼女は大切な存在であり、もはやユニゾンの一部と言っても過言ではない。
そんなソラさんを含めた4人での演奏はなんとも貴重なものだ。
15周年のトリビュートライブの際も感じたことだが、3人以外の人と一緒にステージに乗ってくれることがどれだけ貴重で素敵なことか…。



さて、ここからはセットリスト内の曲を載せつつ書いていく。




暗転し、会場が静寂に包まれる中、イズミカワソラさんが1人で入場し、「絵の具」を演奏。

聴き馴染みしかないこの曲だが、やはりライブで聴けると格別。斎藤くんがみんなの代弁をしてくれていたが、自分も心の中で叫んでしまった。     

「本物だぁーーー!!!」


そして斎藤くんだけが入場。
ハンドマイクを持ち、歌い始めた曲は…

「春が来てぼくら」

これはもう…ズル。こんなの沁みるに決まってるじゃないか。すごい良い曲がまた別の角度の良い曲になってしまうじゃないか…。思わず涙がこぼれてしまうほど素晴らしかった。
しかも、この日は2月4日。暦の上では立春なのだ。
春に向かって進んでいくこのツアーにふさわしい選曲だった。


そして次の曲。わたしはこの曲で涙腺が崩壊することになる。

harmonized finale

やられた。
いやいや、薄々わかってたよ?
なんたってわたしの席はアリーナ3列目の斎藤くん側。置かれているギターにカポが付いていることに。
カポ1でピアノがある曲…。
もう解は出ているようなもの。
on the seatやカレイドツアーでもこの曲に泣かされてきたけれど、今回は特にやばかった。こんなの聴かされて感情を動かされないなんて無理。

続いてはイズミカワソラさんがトリビュートしてくれた曲を一緒に披露。

ガリレオのショーケース」

もちろんソラさんverをベースに斎藤くんのボーカルも入ってきたりと今回だけのスペシャルver。序盤にしてかなりの盛り上がり。

一旦ソラさんが退場し、間髪入れずにセッション。そして始まったのが

「水と雨について」

舞洲の15周年記念ライブ以来の披露となったこの曲。
今日はこういう感じね。と観客に伝えるような先制ジャブ。ここ数年で好きになった人、絶対にわからんやろ??というのも構わずいれてくるのがファンクラブライブの醍醐味とも言える。

「RUNNERS HIGH REPRISE」

こちらもかなり久しぶりの披露。
決して速い曲ではないのだが、しっかり盛り上がるこの曲。個人的にはアウトロのドラムがすごく好き。曲と曲を繋ぐのにもいいし、ブロックのラストも務められるようないい曲だな。

そして今回ライブ初披露となった

「あまりに写実的な」

Ninth Peel next では披露されなかったこの曲が満を辞して登場。曲の立ち位置的にもこのファンクラブライブをはじめてにしたのは正解だったよね。おそらく彼らは最初からこのように考えていたのだろう。生で聴くとより複雑さや普段の曲とまた違った雰囲気や良さを感じることが出来る。(カポ5??貴雄さんの手数鬼じゃないか??情報量が多い…。)

「三月物語」

2月〜3月にかけてのこのツアーにまたピッタリな曲。
これもB面ツアー以来?今日は完全にこの感じか…とこの曲あたりでみんな悟っただろうな。
久しぶりに聴くとまたいい曲だと気付かされるな。

「mouth to mouth (sent you)」

これはLIVE in the houseやNormalツアーのラストで演奏されていたので、まだ割と最近なイメージ。この曲も今後はレア曲となっていくのだろうか。

「シグナルABC」

きましたド名曲。かのヒット曲。シュガーソングとビターステップのB面であり、その影に隠れがちな名曲。
2024年にまた everything〜♪ A〜B〜C〜♪ と歌えるなんて。最高。この曲歌詞も好き。
2A〜2Bの展開が本当に好き。
(これだけやけにベタ褒めですね←好きなのバレる)

ここでやっと小休止。
ここまででなんと10曲。
「ここまで水が飲めないのか。3曲目あたりで水のみたーってなってた。」と斎藤くん。


そしてお待ちかねの内輪ネタコーナー、カバー曲披露。
「ここにいるのが身内だからこそ出来るよね。」と斎藤くん談

まずは斎藤くん。

聴き馴染みのあるイントロからはじまったのが、

「オトナブルー」

さすがにこれは会場内の誰でも一度は聴いたことがあるだろう。アラフォー3人が本気で演奏するオトナブルー、この後数日耳から抜けなかった(笑)

続いては田淵。

「それじゃあバイバイ」

これは田淵と関わりのある先輩バンドの曲。
やるからには好きな曲を!ってのがめちゃくちゃ伝わってくる。彼の歌声ってすごく人を惹きつけるものが、あるし、これからも時々歌ってほしいな。

カバー曲最後は貴雄さん。

「強風オールバック」

まさかの世界初ドラムボーカル&リコーダー!!!
ガーデンシアター中から堪えきれない笑いが起きていた(笑)
さすがのセンスというべきか。おもろいし、なぜかかっこよくてスベッてない。最高の内輪ノリだけど最高がすぎた。


そして仕切り直しの

「スノウリバース」

ニゾンで冬らしい曲といえばここ。
またまたいつ聴けるかわからない曲をやってくれるのは嬉しいね。
実際ライブの次の日には関東でも雪が降るなんてことも⛄️

「いけないfool logic」

きました最新曲!
こういうところでぶっこんでくれるのはさすがセトリおじさん。
(いいぞ、もっとやれ。)
前回のライブハウスツアーで初披露だったが、まだライブで聴けていなかった人へのフォローも兼ねていたのだろう。
もうしっかり3人の曲だという感じがする。


「ナノサイズスカイウォーク」

ここでまたすぐさまB面に戻る!
一年以上ぶりのこの曲。個人的にはカレイドツアーがとにかく好きだったのでまた聴けて嬉しかった。
独特な世界観がクセになる。

「Micro Paradiso!」

B面曲の中でも特に支持者が多いイメージのこの曲。
ファンクラブライブのどこかアットホームな雰囲気にもぴったりだし、終盤に向けての推進剤としての機能も果たしていたように思う。
わたしとしてはこの曲のおかげでまた新しい推しが増えてしまうなど、また特別な感情があり…。

このままノンストップで始まったのが

「I wanna belive、夜を行く」

この日1番の盛り上がりだったと言っても過言ではないと思う。それほどの爆発力があるのがこの曲。自分も
まさにここがブチ上がった。
15周年もB面ツアー以降、ところどころで披露されていたが、ここ一年ほどは鳴りを潜めており…。
ここぞ!!!とばかりの披露。いやーまいった。
アウトロでオリオンのイントロを弾く斎藤くん。
やばい。感極まってしまう。
(あれ?これオリオンやらないの??)
とこのタイミングで思ってしまう。

そしてソラさん再登場。
ここぞとばかりにソラさんに感想を聞く斎藤くん。
ライブでたくさん喋る斎藤くんも久々だし、ましてやゲストとのおしゃべりまであるなんて…。たまにはこういうのもいいよね。

「mix juiceのいうとおり」

やっぱりユニゾンとソラさんが揃ったらこの曲だよね。
前回アルバムツアーのラストで披露されたこの曲。
もしかしたらやってくれないかも…という思いも吹っ飛ばしてくれる爽快感。

そしてあっというまに
「 ラストっ! 」
という斎藤くんのかけ声と共に

オリオンをなぞる

やっぱりこれだよね!!!
そりゃやるよね!!!よかった🙏🙏🙏
長いことユニゾンを聴いてきているけど、オリオンラストは意外にもはじめて。
とにかく熱い。素晴らしい。


アンコールはなく、「UNISON SQUARE GARDENの20周年が始まります!」という斎藤くんの言葉で終了。


以下セットリスト

UNICITY vol.2

1. 絵の具 (イズミカワソラ
2. 春が来てぼくら (Pf イズミカワソラ Vo 斎藤)
3. harmonized finale (w イズミカワソラ
4. ガリレオのショーケース           (Vo イズミカワソラver)
5. 水と雨について
6. RUNNERS HIGH REPRISE
7. あまりに写実的な
8. 三月物語
9. mouth to mouth(sent you)
10. シグナルABC
11. オトナブルー[新しい学校のリーダーズ]   (Vo 斎藤)
12. それじゃあバイバイ[SURFACE]      (Vo 田淵)
13. 強風オールバック [ゆこぴ]        (Vo and リコーダー 鈴木)
14. スノウリバース
15. いけないfool logic
16. ナノサイズスカイウォーク
17. Micro Paradiso!
18. I wanna belive 、夜を行く
19. mix juiceのいうとおり (w イズミカワソラ
20. オリオンをなぞる (w イズミカワソラ




ファンクラブライブらしく、B面をメインに据えてシングルは少なめでお遊びのカバー曲アリというセットリスト。
今の時点でのBeesideライブっぽさが色濃く出ていた気がする。
RUNNERS HIGH REPRISE→あまりに写実的な
スノウリバース→いけないfool logic
の様なまた新しい繋ぎが聴けたのもよかった。
ここ最近のライブでは、全くMCがないというのが当たり前になっていたが、今回は珍しく斎藤くんがたくさん喋っていたのもよかった。
ファンクラブの人しかいないといった空気感もまた独特というか、妙な内輪ノリ感が心地よい空間だったように思う。
立春の2月4日から始まり、春分の日の3月20日に終わったこのツアー。20周年と春の訪れを告げるものだったのだろう。