前回のブレーザーの行動を振り返るところから始まる。
ブレーザーを分析するSKaRDの面々。
当然浮かない顔のゲント隊長。
そして隕石のような物が地球に落下してくる。
「 エスケープ 」
SKaRDの作戦会議が始まる。
地球に飛来する隕石は30時間後に到着する予定。
SKaRDとしてはブレーザーを敵として認めるかと問われるゲント隊長。
その胸中はいかに。
アースガロン発進。
発進シーンはやっぱかっこいい。みていて飽きない。
地球に飛来する隕石はミサイルを物ともせず向かってくる。
参謀長だけでなく、司令官も登場し、防衛隊の焦りも感じさせる。
アースガロンは軍の攻撃の時間稼ぎ…。
「自分の中に別の奴がいるとわかったら…。」
ふとボヤくゲント隊長。
隕石を撃ち抜こうとするアースガロン。しかし、ひらりとかわされて飛来してくる怪獣。
近接戦闘モードになるとMod.2ユニットを外すアースガロン。こういう理にかなったことをしっかりやってくれるのがいいんだよな。
アンリの「そっちの方が得意です!」のセリフもキャラ性をすごく出されていていい。
ゲバルガはどこか奇妙でありながらもしっかりと強さを感じる怪獣。ベムスターのような体型で、デザインはどこかTDG世代の怪獣たちに近いものを感じる。
電磁エネルギーを発生させるゲバルガ。
アースガロンは全速力でその場を離脱する。
そしてEMP攻撃を仕掛けるゲバルガ。
当然ミサイルはダメになり、アースガロンも機能停止で操縦も脱出も出来なくなる。
遠景からの合成がまたシンウルトラマンを想起させる。
お金をしっかりかけているのもわかる。
必死に安否を問うテルアキ副隊長。
アンリを気遣い、現状を打破しようと考えるゲント隊長。
ブレーザーに変身するしか策がないと悟る。
「今日はホント頼むぞ…。」
この一言で前回の出来事に一つ答えが出た。
怪獣を倒そうとしていたのは間違いなくゲント隊長の意思だったということである。
ゲバルガと交戦するブレーザー。
しかしゲバルガはびくともせず、威嚇にも動じない。有機的でありながらも無機的でシンプルに強い。
丸まってから転がって攻撃するというとも単純でわかりやすくていい。
ゲバルガの電磁攻撃を避けながら攻撃するブレーザー、しかしそれも守られて押し倒されてしまう。
スパイラルバレードを放つも、弾き返されてしまう。
カラータイマーが鳴る。
追い込まれるブレーザー。また左腕が右腕を引っ張り、攻撃を避ける。
そして回想に入り、先ほどアースガロンに退避行動を取らせたゲント隊長の言葉はブレーザーのものだったことがわかる。
再びスパイラルバレードを放とうとするものの、左腕に止められてしまう。
そのまま左腕の意思がブレーザーの体を押さえ込もうとする。
ゲバルガの攻撃をなんとか避けて逃げてしまうブレーザー。
「ウルトラマンが逃げた…。」
エスケープとはこういう意味だったのか…。
板挟みになる参謀長。この人もまた苦労人なのかな。
森の中に落ち、ボロボロなゲント隊長。
ブレーザーストーンをみて何を思うのか。
夜景の中EMP攻撃を仕掛けるゲバルガ。
というところで物語は一旦終わる。
ニジカガチとはまた違ったベクトルの強さを持つゲバルガ。
EMP攻撃は現代においてはかなり強い部類の攻撃なのではないだろうか。ストップモーションアニメのような動きをしていたり、ヒトデのようなクネクネとした動きをしたりと奇妙さみたいなものかなりある。デザインもかっこよさと良い意味の気持ち悪さが同居しており、見ていて飽きない。これはソフビがほしくなる。
そしてこの作品の大きな縦軸となっている部分のブレーザーの謎が少しずつではあるが解き明かされていっている。
怪獣たちにしっかりスポットを当て、毎話を丁寧に作りながらも縦軸の物語もジワジワと進めてきているのがわかる。
(時にノイズにもなりかねないが、その回に以外と通ずる部分もある。)
ブレーザーはどのような存在なのか?
ゲント隊長とブレーザーはどう向き合い戦っていくのか?
ここが折り返し地点のポイントになるのではないだろうか。
次回もゲバルガとの戦闘が続くが、ニジカガチ回とは違い、前後編にはなっていない。前半戦の区切りとしてここは中身は前後編でありながらもタイトルは変えていく手法なのか。
そう言ったところも楽しみに次回も観ていきたい。