やんしのきまぐれポート

しがないアラサーがつらつらと文章を書いていきます。

シン•ウルトラマン のお話。

私はウルトラマンと共に生きてきた。

と言っても過言ではないほどウルトラマンが好きだ。
私はいわゆるTDG(ティガ ダイナ ガイア)のドンピシャ世代であり、物心がついた頃からずっとウルトラマンを観てきた。そんな私がシンウルトラマンを観た感想をつらつら書いていく。
以後はネタバレ全開でいくのでご注意ください(観ていない人はこんな記事読まないと思うが。)





















まず最初に円谷のロゴ、カラー、ULTRAMANのロゴと続いて表示され、オープニングシークエンスに。まず大きなスクリーンでこのロゴたちを観られただけで目頭が熱くなってしまった。(ウルトラマンが現在進行形でエンタメの最前線にいるなんて感慨深いものがある。)

そして本編。序盤からファンサービス全開。わからない人は置いてけぼりになるのでは?という心配もつかの間、どんどんと話が進んでいく。
全体の構成としてはウルトラマンの5話分を合わせてまとめた感じが強く、一本の映画としての側面はどうしても弱く感じてしまう。
原典のウルトラマン、 1話+3話 5話 18話 33話 39話 を丸々1つの映画にした印象が強い。純粋に樋口監督や庵野さんがウルトラマンを作りたいという気持ちが強かったこともあり、こういった部分は仕方がなかったのかもしれない。ウルトラマン好きとしては観たかったものが観れた!という思いが強くなってしまうので、肯定的に思える。しかし、映画として観にきたウルトラマンに馴染みのない人たちに対しては良い印象はではないのだろう。

しかし、そんなことも気にさせないほどのパワーがこの作品にはあった。確かにウルトラマンに馴染みのない人からすると、歪な映画に見えるだろう。しかし、そこには確かにウルトラマンがいて、リメイクでもリブートでもない、シンウルトラマンという存在がいた。私はそれが何より嬉しかった。

人間もウルトラマンも決して完璧な存在ではない。この作品だって欠点があってもいいではないだろうか。
粗があっても世の中にはたくさんの面白い映画がある。
私は誰になんと言われようとこの『シン・ウルトラマン 』を好きだと胸を張って言いたい。
そしてこれからもずっとウルトラマンを好きでいたい。


公開3週目を過ぎ、興行収入は31億円を越えてきた。6月10日からは字幕上映をはじめ、4DX、MX4D、Dolby Cinema での上映も始まるので、まだまだシンウルトラマン旋風は続いていきそうだ。
これからのウルトラマン がますます楽しみになっている。