LiSAが12/12にオンラインライブ
「ONLINE LEO-NiNE」を開催した。
彼女としては初のオンラインライブであり、
昨今の状況下の中、予定していたライブが全て中止となり、実質的には 2020年最初で最後のライブとなった。
また、12/18にはLiSA本人がTwitterライブからこのライブを観ながらコメンタリーをするということが行われた。裏話や本人の感想が聞けて、かなり良いアフターサービスだったと思う。
セットリストは以下の通り。
<セットリスト>
- マコトシヤカ
- Catch the Moment
- 晴レ舞台
- エレクトリリカル
- 愛錠
- わがままケット・シー
- unlasting
- cancellation
- 赤い罠(who loves it?)
- 炎
- 紅蓮華
- play the world! feat.PABLO
- Rising Hope
- ADAMAS
- ハウル
全体の構成としては、
マコトシヤカ 〜 エレクトリリカル までがつかみの第一幕
愛錠〜unlasting までがバラードのみの二幕
そして転換の cancellation からの
赤を固めた第三幕
最後の第四幕に play the world! → Rising Hope
→ ADAMAS で一気にたたみかけていき、ラストのハウルできっちりと締める。
といった具合で、実にLiSAらしいセットリストで、練られた構成になっていたと思う。
前々日に行われた Episode 0 で4曲を披露してライブの全体像の提示してからの本編。セットリストの基本的なところはその名の通り最新アルバムと、最新曲の「炎」で組まれている。そこにLiSAとしては欠かせない曲である、 「Catch the Moment」と「Rising Hope」を入れ、ライブとして磐石な体制を整えていたと言える。ここで1つポイントとなるのが、4曲目に披露された、「エレクトリリカル」である。
バーチャルな世界をコンセプトにしたこの曲は、オンラインライブにぴったりで、ARを使った演出もバッチリはまっていたと思う。個人的には今回のびっくり枠かつ、MVPにしたいくらいよかった。
演出面についてだが、中盤以降はMVかと思うほどの作り込みで、いかにLiSAや周りのスタッフがこの日のために構成を練りにねったかが伺えた。普段のライブでは絶対に見られないような演出で楽しませてくれたので、オンラインライブとして大いに成功したと思っている。
私自身、今年は3つのライブのチケットを取っており、心待ちにしていたが、案の定全てがキャンセルになってしまった。そして満を辞してのこのライブ。業界的には既に下火になりはじめているオンラインライブを、どう作っていくのかは正直不安な要素もあった。しかし、今までライブを大切に、してきたLiSAだからこそ伝わってくること、ここまで名前が売れても謙虚に向き合ってくれる姿勢に、ぐっときてしまった。最後のハウルは本当に…。
最後に。1/17 にこのライブの模様が舞台裏やインタビューが付いた形でTBSチャンネルで放送される。観られる人はぜひ。
(この放送まとめてBlu-rayで発売してくれないかなぁ…。)