やんしのきまぐれポート

しがないアラサーがつらつらと文章を書いていきます。

fun time tribute にいってきた話。

20th Anniversary LIVE FINALE
"fun time tribute"
supproted by FM802 35th ”Be FUNKY!!“

in インテックス大阪


いってきました!!!





まずはオープニングアクト
あの有名なUNISON SQUARE GARDENがSEもなくサラッと入場。

プログラムcontinued(20th style)

サビアカペラからのスタート。
まさかまさかの5年ぶりの披露。
一曲目にして大阪まで来た意味を成してしまった。
わたしは5年前の舞洲の記念ライブに行けず仕舞いだったので、今回は同じ大阪の地で雪辱を晴らせた。
とにかくグッときた。これだけでも大いに来た甲斐があった。

「耳を塞いだあの日から8000日くらい歩いてて。」

あれは間違いなく20th style だった。

傍若のカリスマ

ここで最新曲を披露。
ノルマをこなしておく。
10月に聴いた時よりは馴染んでる感じはあるが…まだまだ3人の中でしっくりきていないところがあるようにも感じる。(初期のPhantom jokeみたいな感じ?単に難しいだけではない何か。)
この曲に関しては次のシングルツアーに期待。

そしてそこからはゲストの出演。

その後の流れは
ゲストアーティストパート

ニゾン with オチケンさんラジオ(前に披露したゲストが来る。)
というかたち。

各出演者の曲は多くは語れないので、簡単にトリビュートした曲を紹介。
わたしはユニゾン特化なので悪しからず。

SHISHAMO

ワールドワイド・スーパーガール

1曲目から恋する惑星という名采配。
最近のユニゾンの中でも最もポップと言ってもいいので、このバンドには特にぴったりだったのではないかと思う。あれ?これSHISHAMOの曲だった???と勘違いしてしまうほどの馴染みっぷり。
そして以前にコピーしたことのあったワールドワイド・スーパーガール。
しっかりとSHISHAMOのバンドサウンドに変えられているかつ本家へのリスペクトの高さに驚かされた。
ラスサビのコーラスがお見事だった。


フレデリック

マイノリティ・リポート(darling,I love you)
世界はファンシー

自分たちのユニゾンの好きが詰まりまくった曲と言って始めたのがマイノリティ・リポート。一瞬フレデリックの新曲を聴いているかの気分だった。フレデリック風味でありつつも、ユニゾンの曲としてのよさみたいなものがしっかり残っていることへのリスペクトの強さ。
メンバーが本当に3人へのリスペクトを持って取り組んでいることの何よりの証明だった。
そして世界はファンシー。
もう選曲が完璧。トリビュートとして成功させつつ、自分たちのサウンドに落とし込んでいく素晴らしさ。セルフプロデュースが完璧すぎる。
曲の後半にはフレデリックらしさ全開の仕掛けもあり、ユニゾンのファンもフレデリックのファンも、他のアーティストのファンも会場全員を唸らせた。
個人的には今回のトリビュート曲MVPは間違いなくこれ。

光村龍哉

センチメンタルピリオド

3人の戦友であり、昔をよく知る彼だからこそ出来るデビューシングルのトリビュート。
自らとアコギだけで力いっぱい表現されていたこの曲に、会場にいた誰もがグッときていただろう。
自分の曲も織り交ぜつつ、熱さもユニークさも兼ね備えた世界でただ1人、光村さんだけが出来るセンチメンタルピリオドだった。


go!go! vanillas

徹頭徹尾夜な夜なドライブ

彼らはやりたいことを突き通したのだということがわかる、バンドの色を全力で出し切った2曲のセレクト。
シュガーソングとビターステップは確かにそれなのに、やっぱりバニラズの曲にも聴こえるという絶妙なバランス。サビ前にバニラズらしいブレイクを挟んでからサビに行くのがかっこよすぎてたまらなかった。
そして徹頭徹尾。トリビュート曲のラストを締めるのがこの曲というのが何とも憎らしいところ。(←最上級の褒め言葉です。)
ど頭をシュガー、真ん中で自バンドの曲を披露してからの徹頭徹尾。大トリを残してそれはそれは最高に会場を温めてくれた。


全てのアーティストの出番が終わり、いよいよ
UNISON SQUARE GARDEN の出番。

3人がラジオブースに座ったままライブ配信が始まり、トークが終わったのち、SEの絵の具が鳴り始めてもしばらく動かない。
貴雄さんが口火を切ってステージへ。
ジャケットの背中の20thマークを堂々と観客に見せてドラムセットへ向かう。
続いて、田淵が深々とお辞儀をしながらいつもの立ち位置へ。(心なしか涙ぐんでいるように見えた。青色の照明のせいだと思うけれど。)
そして斎藤くん。普段通りに右手を挙げる。
さっきまでのほんわかムードが嘘だったかのように一気にユニゾンのライブの空気へと一変する。

「本家!!!」

⤴︎これが最上最大級にパワハラでした

恋する惑星

待ってましたよ本家。
この曲ではじまるライブをずっと妄想していたので、ど頭はとにかく嬉しい。
トップバッターでも繋ぎでもラストでも使えるこの曲の強さが存分に活きていた。
ここまでで4時間以上立ちっぱなしなわけだが、問答無用にジャンプ。そしてジャンプ。

ワールドワイド・スーパーガール

個人的にはやっぱり2年前のカレイドツアーを思い出す。
あの時は声を出せなかったことを思うと、今回は大きな会場で思いっきり声を出しても大丈夫な場。それだけで感慨深くなってしまうもの。(他の曲でもライブでも言えることではあるけれど、曲を聴いてツアーのことを思い出したが故。)
SHISHAMOが選んでくれなかったら、また何年も聴けなかったと思うと本当にありがたい。
「もう一回!」
と大きな会場で叫べたのは本当に楽しかった。

シュガーソングとビターステップ

ここでトリビュートの披露順とは変わることになる。
この時点でこの後の並びは容易に想像できた。(この時はラスト3曲でとんでもないことになるなんて思いもしない。)
トリビュート前半のハッピー曲を締めるのがこの曲なのは大いに納得。
しかし、いつものルーティンが崩れ、機材トラブルもあり、バタバタのシュガーを久しぶりに聴いた。
またこれも一興か。

マイノリティ・リポート(darling,I love you)

矢継ぎ早に披露され続ける。あっという間に4曲目。
気持ち早めなテンポで本家の力をまじまじと見せつけてくる3人。ここでかなり持ち直して普段通りのテンション感に戻っていった感じがあった。

「20周年なんてまじチョロい。」
フレデリック健司くんの遊びにしっかり乗ってくる斎藤くん。
さすが。

世界はファンシー

ノンストップ。あまりにもノンストップ。
巻きたいの?と思うレベル。曲間なんてないに等しい。
前の曲と合わせてフレデリックからの挑戦に受けて立つといったところか。やはりリード曲の力は抜群。
前後の曲との相性もよく、相乗効果も得られるなんなら1番おいしい立ち位置にいたのではないだろうか。

徹頭徹尾夜な夜なドライブ

まさか「東の空から夜な夜ドライブ!!!」と2回も叫べる夜になるなんて思っていただろうか。
この曲の勢い、まさにドライブ感は唯一無二。
あっという間に6曲を駆け抜ける。

そしてベースの機材トラブルもあり、
田淵が先代ベースに持ち替えたところで
あのイントロ。

センチメンタルピリオド

ここで終わりか…???と思ってしまうほどのクライマックス感。
今年のことを色々と思い出しながら聴けたのはわたしとしてはとてもよかった。大団円、涙涙のラストではなく、笑顔で聴けたセンチメンタルなピリオドだった。

7曲だけでは物足りない…。ん?終わりなの???
と思いきやMCが入る。詳しい内容は割愛(この後のせいで喋ってたこと全部忘れたわけじゃないよ。)


MC中に貴雄さんが再びヘッドホンを付けていたのを見逃さなかったので頭のなかでぐるぐると色んなことを考えていた。『カポは付けてないし…。カオス?君の瞳??なに?オーケストラとかいけないfool logicではないだろうし…。』
その数秒後、わたしは大号泣することとなる。

さわれない歌

さわれない歌

さわれない歌

自分は全く予想していなかったこの曲。
突然はじまったこの曲に涙が止まらなくなってしまう。
20周年の今年、たくさんの感謝の言葉を伝えてくれた3人が、「これからもいい距離感で応援してくれ。」
と言っているかのように聴こえた。
紛れもなく、10周年の時や、Normalの時とは違う、
もっと今のあるこの曲だったと言えよう。

シャンデリア・ワルツ

涙と嗚咽が止まらなくてもジャンプしてしまうこの曲の魔力。
今年はこれに思う存分泣かされたので、もう聴けないと思っていた。しかし、このタイミングでの披露。
熱いなんて簡単な言葉では片付けられない。
726以来今年は聴けないものだと思っていたので、前の曲に引き続き、自分の中では頭を殴られたかのような衝撃があった。

正直、この2曲どちらで締められてもおかしくはないが、今年のユニゾンは違う。
斎藤くんがカポを手に取ったことで、最後の曲は瞬時に察することができた。

「20周年本当にありがとうございました!
 ラスト!!!」

フルカラープログラム

20周年、プログラム20thを締めくくるにはこれ以上にない1曲。
大サビ前は斎藤くんの独唱。
完全無欠なロックンロールな幕引きだった。




以下、セットリスト


UNISON SQUARE GARDEN
20th Anniversary LIVE FINALE
fun time tribute

オープニングアクト

・プログラムcontinued(20th style)
・傍若のカリスマ


クロージングアクト

恋する惑星
・ワールドワイド・スーパーガール
シュガーソングとビターステップ
マイノリティ・リポート(darling,I love you)
・世界はファンシー
・徹頭徹尾夜な夜なドライブ
センチメンタルピリオド
・さわれない歌
・シャンデリア・ワルツ
・フルカラープログラム



オープニング2曲、トリビュート返し7曲、ラスト3曲という構成。
センチメンタルピリオドで終わりかと思いきや、そこから強すぎる3曲をぶつけてくるのは、今年の724やBMツアーを想起させられた。
20周年の最後のイベントとして開催されたこのイベント。プログラムcontinuedで始まり、フルカラープログラムで終わるのがあまりにも完璧すぎた。
今年のことをたくさん思い出させてくれつつ、また新しいことをしてくれるのがなんとも3人らしかった。
トリビュートの7曲もグダグダになりかけたものの、なんとか形にして本家の強さをまじまじと見せつけたのもさすがだった。
特にセンチメンタルピリオドはまた5年くらい聴けないのかなぁと思いながら聴いていた。
しかし、今年はたくさん聴かせてもらったのでまた次に聴ける機会を楽しみに待とうと思えた。






さぁ!今日は大晦日!!このライブの再配信があるよ!!!
これで年越しだ。